体のニオイの悩みに応える体臭ブログ

わきが多汗症治療に長年携わってきた五味クリニック院長五味常明が、体臭対策、体臭予防をご紹介します。
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毎日シャンプーNG・塩活用… 頭の臭い、これで解決 ストレス解消のルール(1)

毎日シャンプーNG・塩活用… 頭の臭い、これで解決 ストレス解消のルール(1)


 蒸し暑い季節。「頭が臭い」――そんなふうに他人に指摘されたり、「自分の頭が臭いのではないか?」と感じたことはないだろうか?

 先日、ある企業の会議室で打ち合わせをしていたときのこと。油が腐ったような妙な臭いがする。風通しの悪い室内で臭いはこもり、気持ちも悪くなってきた。とても打ち合わせの内容に集中できたもんじゃない。他のメンバーも同様に感じていたのだろう。ギクシャクとした空気が流れ、打ち合わせがスムーズにいかない。目と鼻を駆使して必死で元凶を探ってみると…、目の前で書類をめくる中年男性の頭が悪臭の源泉だった。

 頭を動かすたびに臭いをふりまく「頭臭」は、人間の体のてっぺんから降り注ぐだけに、周囲へのダメージも大きい。本人は無意識のうちに好感度を下げ、周囲は注意しようにもできずに我慢の一途をたどる「頭臭ストレス」に陥る。

■頭臭の正体は「ハイブリッド臭」

 そもそも、頭はなぜ臭うのだろうか?

 ―五味院長「実は頭は『臭いの収集器』なんですよ。頭髪の内外の両サイドから臭いを吸いこんで濃縮。その臭いは、頭を動かすたびに一気に発散して周囲に迷惑をかけるんです」

 つまり、頭臭の正体は、

(1)頭髪臭:タバコの煙や排ガスなどの空中、つまり「頭髪の外側」に浮遊する臭い物質を毛髪が吸収・吸着することで発生

(2)頭皮臭:過剰なフケや皮脂、皮膚炎など「頭髪の内側」が原因で発生

と、2種類の臭いの「ハイブリッド臭」なのだ。

 …となると、それぞれの臭い対策が必要になる。


まず、「頭髪臭対策」。

 整髪料をふりかけてガンバッて対策をしているつもりの人も多い。だが、蒸し暑い季節、整髪料の臭いが汗と混じり、かえってこれが悪臭に化けてしまう。

 ―五味院長「整髪料でのごまかしは意味がないんです。そもそも、毛髪のキューティクルはガラスのようにツルツルしたもの。キューティクルが傷んでいないきれいな毛髪であれば、ホコリや汚れ、臭い物質は髪全体にはくっつかず髪の毛の間で浮遊しているだけ。だから、ブラッシングをして新鮮な空気を取り入れれば、悪臭は簡単に発散できます」

 そう説明されても、ツヤツヤのきれいな髪をキープするのは難しい。紫外線、ドライヤー、乱暴なブラッシングなど、髪を傷める環境要因は多い。かくいう私も、枝毛の大量生産中。全ての人がブラッシングだけで悪臭退散というわけにはいかないようだ。

 ―五味院長「実は水洗いだけで、髪の毛についた汚れは十分に落とせますよ」

 と、拍子抜けな返答。傷んだ髪には小さな凹凸ができる。そこに臭い成分や汚れが吸着してしまうので、ブラッシングだけではとれないが、シャワーなどで十分にこの汚れ、つまり頭髪臭は落ちるらしい。

■シャンプーでの洗い過ぎが頭皮臭の原因に!?

 でも、水やお湯だけで臭いや汚れは完全には落とせない気がするのだが?

 ―五味院長「古い油のような不快な臭いの主な原因は、頭皮臭だからです。頭皮は、体の中で皮脂腺が一番多い場所。そこに悪臭の原因菌が繁殖しやすいのです」

 健康な頭皮では、皮脂と汗が混ざりあうことで頭皮を覆い保護する皮脂膜が作られている。そこに、表皮ブドウ球菌などの善玉常在菌が存在。頭皮環境を整えているのだという。

頭皮が臭う人はシャンプーのし過ぎが原因の可能性も。休肝日ならぬ休洗髪日を設けてみよう。写真はイメージ=(c) domenicogelermo-123RF
 ところが、この頭皮環境は簡単に悪化し、悪臭の温床になるらしい。睡眠不足、ストレス、さらには「シャンプーでの洗い過ぎが原因で悪臭を作ってしまう」(五味院長)というのだから、驚きだ。

 特に暑くなるこの季節。臭い対策として、1日に2回以上洗髪するという人も少なくないだろう。私自身も夜の洗髪に加えて、外出前の朝シャンで目を覚まし、さっぱりとした気分で出かけるのが日常だ。ところが…

 ―五味院長「洗い過ぎですね。頭皮の全ての細菌を洗い流してしまうことになるので、逆に頭皮臭を強くしてしまうことになるんですよ」

 と、厳しいコメント。私、ショックが隠しきれません(汗)。

 五味院長の解説によると、頭皮では、細菌が常に縄張り争いをしているらしい。通常、善玉常在菌が悪玉菌(真菌や黄色ブドウ球菌など)の勢力が伸びるのを防ぎ、健やかな頭皮環境を整えている。

 ところが、洗浄力の強いシャンプーで全ての細菌が洗い流されてしまう。すると、抑えられていた悪玉菌が増加、のさばることになる。結果として、悪玉菌がより強い臭いを作りだすことになるそうだ。

 さらに、洗浄力の強いシャンプーは、健康な皮脂膜も破壊してしまう。すると、皮脂不足を補うために過剰に皮脂が分泌され、毛根周辺に詰まって酸化。これも悪臭や吹き出物、フケの原因になってしまうのだそうだ。

 清潔にしようと懸命に洗髪をしていたことが、かえってあだになっていたとは…(涙)。

 ―五味院長「日本人は髪を洗い過ぎる。せめて、1日1回。できれば、2日か3日に1回の洗髪にとどめてほしい。アルコールを抜く休肝日があるように、髪も休洗髪日があれば、頭皮の健康を維持できる」

 とはいえ、この蒸し暑い季節は汗をかきやすい。「1日1回でもつらいのに、日にちを空けての洗髪では我慢できない」と五味院長に泣きついてみた。


 その解決法として五味院長に教わったのが、「塩シャンプー」と「重曹スプレー」。毎日洗髪したければ、この2つを上手に取り入れるのがよいという。

■休洗髪日には「塩シャンプー」か「重曹スプレー」

2Lほどのお湯に小さじ1〜2杯の自然塩を溶かし、それを頭皮にかけながらマッサージをしよう。写真はイメージ=(c)TAKASHI HONMA-123RF
 やり方はいたって簡単だ。まずは「塩シャンプー」。

 ミネラル豊富な自然塩を準備しよう。「塩に含まれるナトリウムイオンがアカに含まれるタンパク質を溶かすうえ、皮脂をとり過ぎることもない。消臭効果もある」(五味院長)

(1)洗髪前に優しくブラッシングをして、ホコリなどの余分な汚れをとっておく

(2)頭皮を指の腹でマッサージしながら、ぬるめ(37度から38度)のシャワーで一度洗い流しておく

(3)2Lほどのお湯に小さじ1〜2杯の自然塩を溶かす。頭皮に少しずつかけながら指の腹でマッサージをする

(4)ぬるめのシャワーで塩分をしっかりと洗い流す

 私も試しに通常のシャンプーを2日に1回にとどめてみた。休洗髪日に、この「塩水シャンプー」ならぬ「塩シャンプー」にもトライ。初日の仕上がりでは少々ごわつき感があったが、数回取り組むうちに違和感がなくなってきた。これまでは特に暑い時期に頭皮がかゆくなることがあったが、この塩洗髪のおかげでかゆみが抑えられたらしく、今のところ何の違和感もない。とりたててさっぱり感はないが、かえって穏やかに頭皮環境を整えてくれるのだと実感できる。

500mLの硬水に重曹大さじ3杯を入れたものをプシュッ。写真はイメージ=(c)Dean Drobot-123rf
 続いて「重曹スプレー」。重曹とミネラルウォーターを用意。水は硬水の方が消臭効果の高いミネラルが豊富らしい。500mLの硬水に重曹大さじ3杯を目安に入れ、かき混ぜるだけで準備は完了。

 スプレー容器に入れて、風呂上がりや朝の外出前に使おう。重曹の代わりに、硬水500mLにミョウバン25gでもよい。

 それにしても、なぜ「重曹」と「ミョウバン」なのだろう?

−五味院長「どちらも、『殺菌剤』ではなく、悪玉菌の繁殖を軽く抑制する『静菌剤』として働くのです。善玉常在菌を排除することなく、食品添加物という点でも安全。皮膚に直接スプレーすることのできる消臭剤として安心して使えますよ」

 なるほど、手軽で気軽に使うことができるのだと納得。

−五味院長「ただ、どちらで作ったスプレーも、頭皮を意識して使うことが大切ですよ」

 私も試しに重曹スプレーを作ってみた。特に朝シャンができないとさっぱりしないうえ、寝癖がひどい。これまでは寝癖を整えるスプレーを使っていたのだが、1日中頭皮がつっぱるような感じがしていて、帰宅後に洗い流すとほっとすることが多かったものだ。

 重曹スプレーに代えたところ、全く違和感なし。頭皮のつっぱり感もなく、自然体でいられる。心地が良いのに「頭臭予防」にもなっているかと思うとうれしくなる。何より、「朝シャン」をせずに外出する「罪悪感」もなくなるから不思議だ。

 この塩シャンプーと重曹スプレーを駆使しながら、しばらく「休洗髪日」を設けてみたが、毎日シャンプーをしていた頃よりも頭皮の調子がいい。かゆみがなく異常なべたつきもなくなった気がする。

 特にこの季節、「シャンプーを休む」ことは勇気がいるだろう。でも、代わりに頭皮環境を整ええているのだと思えば、安心できる。今日からすぐに取り組める「頭臭ケア」、ぜひ取り入れて「頭臭ストレス」をなくしてほしい。

<頭臭を減らす5つのルール>

(1)「休洗髪日を設けよう」
 ⇒洗浄力が強いシャンプーの使い過ぎは、頭皮環境を悪化させる。シャンプーでの洗髪は1日1回。頭臭が気になるなら2日か3日に1回にとどめることで、頭皮の環境を整えよう

(2)「休洗髪日には塩シャンプーでケア」
 ⇒自然塩に含まれるナトリウムイオンで消臭&穏やかに頭皮をケアしよう

(3)「朝シャンの代わりに重曹スプレー(ミョウバンスプレー)を使用」
 ⇒硬水500mLに重曹なら大さじ3杯、ミョウバンなら25gを入れて自家製スプレーを作成。湯上がりや朝シャンの代わりに使うことで、消臭効果をアップさせよう

(4)「効果的なシャンプーのためにブラッシングとぬるめのシャワーで事前準備」
 ⇒洗髪の前に髪をブラッシングしてホコリを浮き立たせ、さらにぬるめのシャワーで頭皮をマッサージしながら洗っておけば、シャンプー前にある程度汚れはとれる

(5)「シャンプーの仕上げは怠らない」
 ⇒洗浄力の強いシャンプー、塩シャンプーどちらも、仕上げの洗い流しはしっかりと行おう。髪に成分が残っていると、べたつきなどの不快感をもたらし、次なる悪臭の原因にもなりかねない

医師が警告「ゴシゴシ洗うほど、あなたの体臭はきつくなる」

http://topics.smt.docomo.ne.jp/article/jisin/life/jisin-https_kgadmin.jisin.jp_p_1651507


スメハラ(スメルハラスメント=臭いによって他者に不快感を与えること)という言葉もよく聞くようになるなど、たくさん汗をかくこの時期、自分の体臭はとても気になるところ。1日数回体を洗うという人も多い。それが悪臭の原因とは……。そもそも、人の体はどうして臭うのだろう?

「まず、汗腺にはエクリン腺とアポクリン腺があり、エクリン腺から出る汗は99%水のため臭いません。ところが、アポクリン腺から出る汗はアンモニア、ピルビン酸、タンパク質など栄養をたっぷり含んでいるうえに、塩分はほぼ含まれないので、皮膚の上に臭いを放つ細菌がそれらを餌として繁殖するため、臭うのです」(五味先生・以下同)

五味先生によれば、臭いの原因として注目すべきなのは、汗に含まれる皮脂やタンパク質を分解する“細菌”なのだという。皮膚にどんな細菌がすんでいるかで、体臭が左右されるというのだ。

人間の体にすむ菌には、いいニオイを出す細菌と、臭いのもとになる細菌の2種類があり、前者は“表皮ブドウ球菌”と呼ばれ酸性の肌を好み皮脂膜などを餌にしている。後者は“黄色ブドウ球菌”“ジフテロイド菌”“真菌(カビ)”といい、アルカリ性の肌を好む雑菌だ。

「健康な皮膚では表皮ブドウ球菌がほとんどを占めるため、常在菌といわれています。これは腸内のビフィズス菌のような存在、『皮膚善玉菌』と考えればわかりやすいと思います。この菌が多いと、体はいいニオイを保てるのです。ところが、なんらかの要因で皮脂上の善玉菌の数を、悪臭を放つ菌、言い換えれば『皮膚悪玉菌』が上回ってしまうと、瞬く間に形勢が逆転。脂肪酸やアンモニアなどを原因とする不快臭を作り出すようになってしまうのです」

細菌は、その個数で勢力が決まる。たとえば、皮膚に1億個も「皮膚善玉菌」がすんでいたとしても、1億1個の「皮膚悪玉菌」が存在すれば、皮膚悪玉菌がたちまち優位になってしまうのだ。

「皮膚悪玉菌に負けないよう、皮膚善玉菌が減らないように心がけることが大切というわけです」

皮膚善玉菌を減少させてしまう原因が、冒頭にあった“体の洗い方”に関係しているという。

「表皮ブドウ球菌は肌の上で遠慮がちに生活しています。そのため体をゴシゴシ洗うと、表皮上の表皮ブドウ球菌の99%が流されてしまうのです。そのうえ、皮膚善玉菌の餌となっている大切な皮脂の膜までも流れてしまうのです。残った表皮ブドウ球菌は必死にもともと存在していた数に戻そうとしますが、それにはじつに24時間もかかります。その間に表皮ブドウ球菌よりも強い、黄色ブドウ球菌などの雑菌がここぞとばかりに増殖してしまうのです」

洗いすぎで皮脂膜がなくなってしまうことは、さらなる悪臭の原因も作ってしまうという。

「皮脂膜が流れすぎると、首筋や頭、わきなど体毛の集中している部位にある皮膚組織の中の皮脂腺が、失われた皮脂を補うために、皮脂をたくさん出そうとします。するとどうなるか? 突然たくさんの皮脂が出るわけですから、皮脂腺の出口で皮脂が詰まってしまうのです。たまった皮脂は時間とともに酸化し、古い油のような臭いを放ちます」

皮脂腺に皮脂が詰まってしまうと、皮膚の上には表皮ブドウ球菌の餌となる皮脂膜も足りない状態に。前述した黄色ブドウ球菌など雑菌の増殖にもつながるという。

「おまけに、皮脂膜がなくなると脚や腕など皮脂の分泌が盛んではない部位は、体内の水分が蒸発しやすくなってしまいます。その際に、臭いガスを発生するのです」

乾燥肌の人は臭いやすいというわけだ。年をとればとるほど肌は乾燥しやすくなるので、読者世代は気をつけたいところ。体の洗いすぎが臭いの原因だということがわかってきたが、五味先生は頭の洗い方にも注意を促す。

「頭皮も皮膚の延長です。洗いすぎれば常在菌が流されて、悪臭のもとである菌が増えてしまいます。頭皮ではなく髪もゴシゴシこするように洗う人がいますが、洗いすぎることでキューティクルが傷ついたり、枝毛になったりダメージを与えてしまいます。すると、そこにあかやホコリなど臭い成分が付着しやすくなり、やはり臭いの原因になってしまいます」

なぜワイシャツやTシャツから雑巾臭がするのか?

https://gunosy.com/articles/aDbBB


シャツの洗濯方法が原因かも!?


体臭専門医の五味常明先生によると、まず、ワイシャツやTシャツに汗で濡れた状態になったときに雑巾のようなニオイがする理由は、大きく2通り考えられるという。一つは、シャツについた皮脂汚れや菌が原因のもの、もう一つは、汗のニオイが原因のものだ。

まずはシャツが原因のニオイについて知るべく、洗濯のエキスパートであるライオン株式会社のお洗濯マイスター山縣義文さんに話を聞いた。

「シャツが汗臭くなるのは、身体由来の皮脂汚れと菌が原因です。皮脂汚れが空気酸化や菌の作用を受けて分解することでニオイ物質、つまり中鎖脂肪酸を主体とした複合臭が生成されます。

また、洗濯したシャツを干しているとき、乾かないで湿った状態が長時間続くと、菌が増殖して汚れを分解し、部屋干し特有の雑巾臭のようなニオイが生成されます。汗臭いニオイと雑巾臭いニオイは、微妙にニオイの質は異なるものの、いずれも中鎖脂肪酸を主体とした複合臭で、洗濯しても落ち切らなかった皮脂汚れと菌が関係しています」


この皮脂汚れと菌の繁殖を防ぐにはどうすればよいのだろうか?

「まずは雑巾臭の原因である皮脂汚れをしっかり落とすことが大切です。さらに、菌対策をするといいですね。洗剤は、皮脂汚れをしっかり落とすことのできるものを使いましょう。除菌や抗菌効果のある液体酸素系漂白剤や柔軟剤を合わせて使用すると良いです。

また、シャツを干しているとき、菌が増殖しないようできるだけ早く乾かしましょう。洗濯物同士の間隔を開けて干して風の通り道を作ったり、室内に干すときには扇風機や除湿機などの風を当てて、シャツの周りの湿った空気を強制的に交換したりすると効果的です」

夏のシャツの雑巾臭を防ぐには、皮脂汚れをしっかり洗い落とすことと、素早く乾かす工夫をすることがポイントになる。洗剤は、皮脂汚れをしっかり落とす効果が高いというライオンの『トップ スーパーNANOX』などが例となる。


汗のニオイは悪い汗が原因の可能性も


続いて、もう一つの原因として考えられる、汗のニオイについて。五味先生によると、汗には良い汗と悪い汗があり、ニオイを発するのは悪い汗だという。

●悪い汗のニオイ対策

「良い汗は無臭ですが、悪い汗は雑菌などが繁殖しやすい成分が含まれているため、汗をかいた直後からニオイが発生します。原因は汗腺のろ過機能がしっかり働いていないこと。悪い汗には塩分やミネラルなどの血しょう成分も含まれているため、ベタベタしていますし、一緒に排出されてしまうので雑菌が繁殖しやすく、ニオイが生じます。

対策のポイントは、汗腺トレーニングです。エアコンに一日中頼る生活を続けていると汗をかく機会が減り、汗腺機能が弱っていきます。できるだけエアコンの温度は高めに設定し、日常的に有酸素運動を取り入れて汗を自然にかくようにすることが大切です。今年の夏は暑いですから熱中症予防のために帽子着用、水分・塩分摂取などはしっかり対策し、長時間の運動は避けながら、それでも気持ち良い汗をかきましょう。良い汗はサラサラしています」

●出てしまった汗の対策

「出てしまった汗の対策は、汗をできるだけ蒸発させることです。それには衣類の素材選びがポイントになります」


×ポリエステル…疎水性の繊維は、表面に凝結水がつきやすいため、汗が衣類に貯留。
△綿…親水性が良いが速乾性が悪いため、汗が衣類に貯留。
〇機能性の合成繊維…吸水性と速乾性に優れているため適している。また綿の吸湿性の長所と合成繊維の速乾性の長所を合わせた、綿と合成繊維の複合繊維もよい。

ちなみに綿や麻でも通気性の良いものであれば問題ないという。

「ワキの汗が気になる場合には、デオドランド剤を使用するなどして汗を止めてもいいでしょう。ただ胸や腕などは身体の熱を下げるために汗をかくため、汗を止めてはいけません。熱中症にもつながります。その点、ワキ汗は体温調整には関係がないため、汗を止めても問題ありません。ワキ以外の胸や腕にはデオドランド剤はかからないようにしましょう」

夏のワイシャツやTシャツから雑巾臭がしないよう、日頃からシャツと汗の両方の予防策を実践しよう。


汗臭さ・体臭・加齢臭には【クエン酸入浴】を。肌のアンモニアを減らそう

https://www.karadane.jp/articles/entry/news/007281/


体臭の原因は汗として排出されるアンモニア
体臭は汗の量ではなく汗の質と関係する

梅雨時から夏にかけて、気温と湿度が上昇してくると、気になるのが体臭です。

一般的に汗かきの人ほど体臭が強いと思われがちですが、体臭に関係があるのは汗の量ではなく汗の質。なんらかの原因で血管の血流が悪くなると、皮膚に分布している汗腺(汗をする器官)の働きが低下し、汗に粘りけが生じます。その分、体臭が強くなる傾向があるのです。

肝臓や腎臓の病気が原因で体臭が発生する場合もありますが、粘っこい汗がもたらす体臭は、エネルギーの不完全燃焼からきています。

体内の「クエン酸サイクル」が活発に働けば体臭を予防できる
私たちの体には、糖や脂肪などを分解してエネルギーに変換する「クエン酸サイクル」と呼ばれる働きが備わっています。

薪(まき)や炭が燃えるときに酸素を使うのと同じように、私たちの体がエネルギーを作るときにも酸素を必要とします。酸素が十分であれば、体のクエン酸サイクルは活発に働き、完全燃焼の形でエネルギーが作られます。つまり、老廃物が燃えカスとして残らないのです。

たとえ酸素が不十分であっても、体内にクエン酸などの有機酸が十分にあればクエン酸サイクルがよく働き、燃えカスを残しません。なぜならクエン酸は、クエン酸サイクルが働くうえで最も重要な成分だからです。

エネルギーの不完全燃焼で体臭の原因となるアンモニアが排出される
エアコンの使いすぎや運動不足、無理なダイエットなどを続けていると、血流が悪化して汗腺の働きが衰えるだけでなく、クエン酸サイクルの機能も低下。不完全燃焼の形でエネルギーが作られ、乳酸が分解されずに残ってしまいます。

残った乳酸は、アンモニアとともに汗として排出されます。アンモニアは体に有害な物質で、ツンと鼻をつくにおいがあります。このアンモニアのせいで、体臭がきつくなってしまうのです。また、乳酸が分解されてできるジアセチルと呼ばれる物質も、汗のにおいを強くします。

動物性たんぱく質を多く含む食品、疲労やストレス、酒の飲み過ぎ、睡眠不足が体内のアンモニアを増やす
動物性たんぱく質を多く含む肉や卵などをとり過ぎると、腸内でアンモニアが合成されて体に増え、汗とともに出てきます。さらに、疲労やストレス、酒の飲みすぎや睡眠不足などで肝臓が疲れてくると、アンモニアが分解されにくくなります。その結果として発生する体臭を「疲労臭」と呼ぶこともあります。

アンモニアは加齢臭をより強くする原因にもなる
中高年になって、いわゆる「加齢臭」を気にしている人も多いことでしょう。加齢臭は、新陳代謝が低下して汗腺の機能が衰えはじめる30〜40代から発生します。加齢臭といえば「オヤジ臭」というイメージですが、実は女性ホルモンが減少する更年期以降の女性にも発生します。

加齢臭の元になるのはノネナールという物質です。アンモニアは、加齢臭をより強く不快なものにするので、体のクエン酸サイクルがうまく働いていれば、加齢臭を抑えることもできます。

皮膚の汗腺からクエン酸を吸入できる「クエン酸入浴」でクエン酸サイクルを活性化しよう
体臭の予防にはクエン酸の補給が重要

体臭を抑えるには体内のクエン酸サイクルを活発に働かせることが重要です。そのためには、クエン酸の補給がおすすめです。

クエン酸は、リンゴやレモン、梅干し、食酢などに多く含まれています。これらの食品を、ふだんの食生活に取り入れるようにしましょう。また、薬局などで市販されている食用のクエン酸を、小さじ1杯ほどジュースなどに入れて飲むのもいい方法です。

クエン酸入浴は皮膚の汗腺からクエン酸を吸入できる
そしてもう一つ、おすすめの方法があります。それが「クエン酸入浴」です。やり方は簡単。浴槽のお湯にクエン酸を大さじ1杯ほど入れ、よく混ぜてから入浴します。

クエン酸入浴をすると、クエン酸が皮膚の汗腺から吸収されます。クエン酸は食品としてとることも必要ですが、消化管からの栄養分の吸収は多大なエネルギーを必要とします。しかし、体の中で最大の臓器である皮膚からの吸収は、自然で体に優しい摂取法ともいえるのです。

また、クエン酸が皮膚につくことで、皮膚表面が弱酸性になり、細菌の繁殖が抑えられます。皮膚表面で細菌が繁殖することによっても体臭は発生するので、その点でも体臭予防作用が期待できるわけです。

これからの季節、体臭が気になる人は、クエン酸入浴を試してみてはいかがでしょうか。
ちなみにクエン酸には、薬局方・食用・工業用の3種類があります。口から摂取する場合はもちろんですが、入浴に使用する場合も食用のものを選ぶようにしてください。

友達の頭が異様に臭くてびっくり。頭以外は臭くないのに……。もしや私も臭ってる!?【こっそり相談。ViVi保健室】

https://www.vivi.tv/topics/2018/07/7030/

Q.
この前、写真を撮ろうとして友達とくっついたら、彼女の頭が脂臭かった! その子、別に不潔じゃないし、朝シャワー浴びてるって言ってたし。本人も気づかない頭の臭い、これってどうしてなの?

A-1:実は頭の臭いの原因の多くは「朝シャン」なのです!
A-2:フケも臭いの元になるので対策を!
A-3:外出先で臭いが気になったら、自家製消臭剤でシュッ。


A-1:実は頭の臭いの原因の多くは「朝シャン」なのです!
頭の臭いというのは複雑で、頭皮が臭う場合、髪が臭う場合、その2つが合わさって臭う場合があります。そもそも、頭皮は体の中で一番、皮脂腺の多い場所で、そのぶん皮脂分泌が盛ん。皮脂は分泌された直後は臭いませんが、時間が経つにつれて酸化して嫌な臭いを発することになります。

また髪の臭いですが、髪そのものは臭いません。焼き肉を食べた後に髪が臭くなるように、周囲の臭いを吸着して臭ってしまうのです。

頭皮の臭いと髪の臭い。これを悪化させるのが「髪の洗いすぎ」。皮脂は取りすぎると、過剰に分泌されてしまうという特性があるのです。

またドライヤーの熱風で髪が傷んで枝毛になると、より臭いを吸着しやすくなりますし、生乾きの状態でも臭いを吸い込みやすくなってしまいます。過剰に分泌された皮脂が時間とともに酸化したり、満員電車などでいろんな臭いを髪が吸い込むことで、「若い女性なのに頭が臭う」という事態が起こってしまうのです。

頭の臭いが気になるという場合には、髪のお手入れを見直してみるのをおすすめします。


A-2:フケも臭いの元になるので対策を! 過剰に出るようなら、皮膚科を受診して。
フケとは角質細胞がはがれ落ちたもの。タンパク質が主成分で、雑菌のエサになるため、臭いの元になることもあります。

ストレス過多、睡眠不足、ビタミンB類の不足でフケが増えることがあるので、気になる場合は気分転換をしたり、生活習慣を見直したり、ビタミンB類のサプリメントを摂ってみましょう。

また過剰にフケが出るなら「脂漏性皮膚炎」という病気の可能性も。その場合は、皮膚科で抗真菌剤を処方してもらうなどしましょう。


A-3:外出先で臭いが気になったら、自家製消臭剤でシュッ。
コントレックスなどのミネラルが多く含まれている水にミョウバン(薬局で買えます)を溶かした消臭剤を持ち歩くのがおすすめ。

割合としては、1リットルの水に対して、ミョウバンを20〜25g程度。すぐには溶けないので、一晩かけて溶かしましょう。これをスプレー容器に小分けにして持ち歩き、頭皮と髪にシュッとすれば、臭い対策ができますよ。


臭いを気にして髪を洗いすぎるのは絶対にNG。そもそも髪は必ず毎日洗う必要ははないのです。どうしても毎日洗いたいのなら、シャンプーは夜のみに!



| 頭臭

汗が臭い人は思考が鈍い? “におい”をマネジメントしてデキる人になろう!

https://ddnavi.com/review/470413/a/


加齢臭に効果的な“食材”は、スーパーでも買える
 本書掲載のアンケートによると、「上司や同僚がくさいと感じた時、一緒に仕事をしたくない」と思う人がなんと4割以上もいるとのこと。近年は“スメハラ”という言葉もあるように、体臭が気になって仕事に集中できない経験があるという人は6割近くいるというのです。きつい体臭は、これほどビジネスに悪影響を与えるものなのです。それらの事実を踏まえて「仕事ができる人ほど臭いへの配慮をしている」と著者は述べます。

 本書では「加齢臭・ミドル脂臭」「口臭」「汗の臭い」「足の臭い」「頭の臭い」のお悩み別に、それぞれ発生するメカニズムと対処ケアの方法が学べるようになっています。これは、実際には臭っていないのに自分は臭いのではないかと心配になる「自己臭恐怖」で悩んでいる人にも参考になるものです。

「体臭」は健康状態と密接な関係があるため、お酒を控えめにして、肝臓によい良質なタンパク質を含む牛乳や卵、シジミ、豆腐を積極的に取るようにするなど健康を保つ食生活を心がけることが大切だそうです。

 食生活だけでなく不摂生な生活は、肥満や生活習慣病とともに、加齢臭の発生度合いも高くするといいます。加齢臭のもととなる成分・ノネナール対策のために抗酸化作用のあるものを食べ、脂肪の摂取はなるべく控える。またドロドロの血液のにおいを発生させないようにするためには、メカブがオススメだそう。不摂生な食生活と体の疲れは、汗からアンモニアを排出させる「疲労臭」も発生させます。

■汗が臭い人は思考が鈍い…そのワケは?
 疲労臭ではない「汗」のにおいは、水分量が多くサラサラの汗であればさほど臭くないそう。臭いのは濃度があって、皮膚の上で細菌を繁殖させる汗。これは蒸発しにくいため体温を下げる機能があまり働かないので、頭がボーッとしている状態になりがちなことから、「汗が臭い人は思考が鈍い」ともいえるのだそうです。クリアな頭で日々仕事をするためにも、「いい汗」をかきたいものですね。本書では自宅のお風呂で簡単にできる、「汗腺を鍛えるトレーニング」を紹介するほか、「靴の臭いはたった20円で消せる」「塩洗髪のススメ」など、どれも人に教えてあげたくなるようなにおいケアの方法が満載です。

 体臭はあって当たり前。大切なことは無臭にすることではなく「自分の体臭をきちんとマネジメントし、匂いとして人に認知させること」なのだそうです。においケアを常識的な習慣にして、今までの臭いにはサヨウナラ! 「臭い」を「匂い」に変えて、人生をより充実させましょう。

【梅雨前におさらい】梅雨時の足の臭い、5つのアプローチで撃退

https://weathernews.jp/s/topics/201806/030095/



梅雨時に足の臭いが気になる理由
なぜ、梅雨時は足が臭いやすいのでしょうか。

「足の臭いの一番の原因は、ムレです。湿度が高くなると、角質などをエサに雑菌が繁殖して脂肪酸などを産生し、独特の臭いとなるのです。実は、足裏は1日コップ1杯分もの汗をかきます。梅雨は高温多湿なうえに、靴が濡れる機会が多く、雑菌が繁殖しやすい条件が整います。梅雨の足の臭い対策には、足と靴の両方に対策をする必要があります」(五味先生)


足のケアで雑菌が繁殖しにくい状態に

足を洗うことはもちろん、角質のケアも必要です。
「雑菌にエサを与えないよう、スムーザーなどで角質を落とします。ただし、ゴシゴシこすったり落とし過ぎると、刺激となって角質が厚くなるので注意しましょう」(五味先生)

(1)洗い桶一杯の湯に木酢液2〜3mlを薄めたもので洗ったり、(2)みょうばん6gを水100ccに溶かしたみょうばん水をスプレーする、なども効果があります。

「木酢液やみょうばんは酸性のため、肌を弱酸性に保つのを助け、雑菌が繁殖しにくくなります」(五味先生)

靴は3足をローテーション

「同じ靴を履き続けると、湿気が抜けず悪臭を招きます。1度履いた靴は2日は休ませます」(五味先生)

風通しの良い場所での陰干しが基本ですが、(1)乾燥剤(菓子の包装に入っているものでもよい)、(2)使用済みの使い捨てカイロ、(3)重曹などを入れると、より臭いを抑えることができます。

「足の臭いの原因は酸性のものが多いので、アルカリ性の重曹を入れると効果的なのです」(五味先生)

靴下・ストッキングの工夫

靴下は通気性・吸湿性のよい素材を選びます。

「靴下は、ナイロンよりも綿など天然繊維、綿よりもウールの方がムレにくいです。ナイロン製が多いストッキングも、結露したような状態になり、靴の中がムレる原因になります。速乾性に優れた機能性繊維を使った靴下や、足裏だけ吸湿性の高い素材で作られたストッキングなど、工夫された製品を選ぶのもよいでしょう」(五味先生)

さらに、汗をかきやすい時期は替えを用意して、途中で履き替えるのがお薦めです。

靴を履く前にデオドラント剤

「デオドランド剤を足の裏や足の指の間に使います。コツは、つけた後きちんと乾かしてから靴下などをはくことです」(五味先生)

また、臭いのこもりがちな靴の先に、10円玉を入れておくのもよいといいます。銅イオンの効果で、臭いが抑えられるのです。

足の中からの疲労臭を軽減

足がむくんでいるときは、臭いが強くなりがちです。この原因は、足の中にあります。

「血行が悪くなると、疲労物質のアンモニアが足に溜まり、汗として出て臭います。『お相撲さんに足の臭い人がいない』といいますが、相撲取りは股割りなどで股関節をよく動かすので、疲労物質が溜まらないためです」(五味先生)

(1)太ももの付け根の辺りを軽くトントンと叩いて、リンパを刺激して流れをよくしたり、(2)お風呂のときにマッサージすることで、改善できます。
もう、臭いに悩まない!
「足の汗には、暑さによるものだけでなく、ストレスや緊張などからくる精神性発汗があります。真面目で優しい人ほど、臭いを心配して汗をかきがちです。これだけ対策したのだから大丈夫、という開き直りの気持ちも案外有効です」(五味先生)

紹介したさまざまな方法を参考に、足もとから快適な梅雨を過ごしましょう!
| 足臭

入浴+食事の工夫 夫のミドル臭対策は家庭でできる

■無人島で一人だったら体臭で悩むことはない

 自分の体臭で周囲の人を不快にしているのではないか、という悩みは人間関係の中でしか出てこないものです。

 自分の体臭が臭くて、いつも鼻をつまんでいる。そんな人は見たことがないはず。自分の体臭はむしろ、自分にとっては「いいにおい」だと感じるのです。もし、一人で無人島にいたならば、体臭について悩むことはありません。相手がいるからこそ「自分は臭いのではないか」と悩むのです。

 これは外見的なことでも同じです。髪が薄いとか、鼻が低いとか、目が細いとか。これらは相手がいないと悩まないですよね。ただ、こうした視覚的なものは、極端に言えば「嫌なら見るな」と言うことができます。でも体臭の場合は、「嫌なら息をするな」とは言えない。

 体臭で悩む人の大半は、「周囲へのスメルハラスメントになっているのではないか?」という不安からその場に居られなくなり、自分の存在そのものが否定されていると感じます。そうして徐々に消極的になり、他人を避けるようになり、電車に乗れなくなり、会社へも行けなくなってしまうのです。

 ビジネスパーソンにとっても、積極性がなくなり人間関係がつくれなくなるというのは致命的ですよね。

■多くの男性は臭っていないのに悩んでいる

 体臭の問題点は、大きく二つに分けることができます。

 一つは「臭いを出して周囲の人に迷惑をかけている」という、外に向けた問題。そしてもう一方が「自分の臭いで周りを不快にしているのではないか。それで嫌われているのではないか」と思い悩む、内面的な問題です。

 前者は症状がはっきりしているので、治療や対策を行うことで解決できます。例えば、ワキガは手術で完全に治すことができます。

 問題なのは後者です。自分の体臭を気にして私のクリニックへ来られる方の6〜7割は、実は「臭わない人」なのです。

 実際は臭わないのに、なぜ臭っていると思うのか? 近年、加齢臭やスメルハラスメントといった言葉が使われるようになり、体臭への意識が高まっています。そんな中、電車で隣の席の人がせき込んだり、席を移動したり、職場で人が離れたりしただけで、それが偶然にもかかわらず「自分が臭いからではないか」と思い込んでしまうことがあるのです。

 デオドラント用品を買う人のほとんどは、実は臭っていない人だともいわれています。「体臭」は、心の病気の可能性もあるのです。


■体臭チェッカーで臭いの成分をチェック


 体臭の問題は、自分では自分の体臭が分からないということ。他人から「気にするな」と言われても、「慰められているのではないか」「臭っているのに、臭っていないと言っているのではないか」と不安になるのです。

五味常明医師
 ひどい臭いを放っている場合、家庭や職場で指摘されそうな気もしますが、実際、妻であってもはっきりと言ってくれる人は少数派だったり、職場でも人間関係を気にして言えなくて困っていたりします。

 さらに言えば、臭いは慣れてきます。例えば電車に乗って、最初はムッとした臭いがしても、しばらく乗っているうちに臭いに慣れて感じなくなったりすることがあります。また、ペットを飼っている方は、ペットのおしっこの臭いを絶えず嗅いでいるので、ペットが放つ独特の臭いが分からなくなるということもあります。

 嗅覚は曖昧な感覚なので、どこからどこまでが臭っているのかを、はっきりと区別できないのです。

 そこで、自分の臭いを判断するには、体臭の専門医の診断を受けるか、もしくは体臭を測定する機器を使う方法があります。例えば、コニカミノルタの体臭チェッカー「Kunkun body(クンクン ボディ)」を使えば、汗臭、ミドル脂臭、加齢臭といった体臭を数値化してくれます。

 体臭は、内臓疾患や生活習慣病が原因で臭うこともあるので、体臭測定器は、体重計ならぬ「体臭計」として日々の健康チェックにも活用できます。

 ちなみに、ワキガは臭い以外でチェックすることが可能です。強いワキガ体質の場合、耳垢が必ず湿っているのです。もしあなたの耳垢がネバネバとしているのなら、ワキガを疑ってみてください。

■ワキガは完全に治せる

 さて、次は気のせいではなく、実際に臭っている方の体臭対策をご説明します。

 まずは、体臭の種類を知っておきましょう。一口に体臭と言っても、臭う場所や原因は様々あり、それぞれ対策が異なるためです。

 まず、体臭には、「汗腺」から出る臭いと、「皮脂腺」から出る臭いがあります。汗腺は体温調節をするために汗を出す部分で、皮脂腺は皮膚に潤いを与えるための皮脂を出す部分です。

 そして、汗が原因の臭いには「ミドル脂臭」と「ワキガ」「疲労臭」などがあり、皮脂から放たれる臭いには「加齢臭」などがあります。

 少し専門的な話になりますが、汗にはエクリン腺からの汗と、アポクリン腺からの汗があり、エクリン腺からの臭いが全身の汗の臭いで、こちらは「ミドル脂臭」の原因になります。そして、アポクリン腺からの臭いは、ほとんどが脇。これは「ワキガ」と呼ばれています。

 この中で、確実に治せるのがワキガです。原因がはっきりしているので、手術でアポクリン腺を取り除けば臭いがなくなるのです。ちなみにアポクリン腺が多いか少ないかは、体質で決まっています。これは遺伝的な場合も多いです。

 そして臭いを消すのが難しいのは、ミドル脂臭、疲労臭、加齢臭。これは複数の要因が合わさっているので対策が難しいのです。特に30〜40代の働く男性が注意すべき体臭には「ミドル脂臭」と「疲労臭」があります。

●ポイント1
 ・汗腺から出る体臭は「ミドル脂臭」「ワキガ」「疲労臭」
 ・皮脂腺から出る体臭は「加齢臭」
 ・パパが特に注意すべきなのは「ミドル脂臭」「疲労臭」

■「ミドル脂臭」は女性に強烈な不快感与える

 ミドル脂臭は、別名「つわり臭」と呼ばれ、女性に強烈な不快感を与えます。ミドル脂臭の原因物質は「ジアセチル」。2013年に化粧品メーカーのマンダムが発表し、知られるようになりました。汗に含まれる疲労物質「乳酸」が、皮膚のうえで分解されてジアセチルになります。もし、汗がサラサラのきれいな汗であれば臭いを放つことはないのですが、ベタベタとした汗の場合、皮膚にとどまり分解され、臭うようになるのです。

 「それなら、汗をかかないようにすればいいのでは?」と考えてしまいがちですが、汗が出る汗腺は使わなければ衰えてしまいます。運動不足や、エアコン漬けで汗をかかない生活をしていると、サラサラの良い汗がかけなくなってしまうのです。また、ジアセチルのもととなる乳酸は疲れがたまっているときに出る物質。エアコンの効いたオフィスで、ずっとパソコンに向かっている働き詰めのビジネスパーソンは要注意というわけです。

 対策は、スポーツなどで日頃からよく汗をかくようにすればいいのですが、子育て中はなかなか難しいですよね。その場合、しっかりとお風呂に入るのが効果的です。風呂で汗を流し、湯船につかれば乳酸も流れ出ていきます。そのとき、湯上がりにクエン酸を摂取すると汗腺機能も高まるので、より効果的です。クエン酸は、リンゴ酢や黒酢などのお酢や、みかんやグレープフルーツなどの柑橘類に含まれています。

●ポイント2
 ・「ミドル脂臭」はベタベタ汗が原因
 ・運動や湯船につかることで汗腺機能を鍛え、サラサラの汗に
 ・汗腺機能を高めるクエン酸は、お酢や柑橘類で摂取


■「疲労臭」は、しじみの味噌汁でやっつけろ

 もう一方の疲労臭はアンモニアが原因です。疲れやストレスがたまったときにアンモニア臭を放ちます。いわば尿のような臭いです。

 アンモニアが出やすくなる要因は、主に「腸内環境が悪い(動物性脂肪の摂り過ぎなど)」「筋肉が疲労している(営業の外回りなど)」「肝機能が落ちている(お酒の飲み過ぎなど)」の3つがあります。

 対策としては、上記3項目の習慣を改善することに加え、アンモニアを肝臓で無毒化することで臭いを抑えることができます。そこで効果的なのが、しじみの味噌汁です。アンモニアは毒性が強いのですが、しじみに含まれるオルニチンが解毒を助けてくれるのです。

 しじみの味噌汁を作るのが面倒であれば、インスタントのしじみの味噌汁や、オルニチンのサプリメントでも大丈夫です。この疲労臭と先述のミドル脂臭は、発生する場所は違っていても、どちらも「疲れ」が原因。併せて対策を取るようにしましょう。

●ポイント3
・「疲労臭」は疲れが原因
・しじみの味噌汁(オルニチン)で、アンモニアを解毒しよう

■ミョウバン、重曹で作れる消臭スプレー


 体臭は、皮膚から服をフィルターにして他人に伝わります。

 そこで、消臭効果がある服を着れば、臭いを軽減させることができます。今では、ユニクロなどでも消臭機能があるインナーシャツや靴下が販売されています。こうしたものを積極的に活用するといいでしょう。

 ただ、いつも消臭機能がある服を着られるわけではなかったり、もっと服で臭いを防ぎたいと思ったりすることもあるでしょう。その場合、ミョウバンか重曹を水に溶いて、霧吹きにして洋服に直接スプレーすれば、あらゆる服に消臭効果を付加することができます。

 ミョウバンと重曹は、臭いに応じて使い分けてください。ミョウバンは酸性なので、疲労臭の原因になるアルカリ性のアンモニアに効き、重曹はアルカリ性なので、ミドル脂臭の原因となる酸性の乳酸に効きます。

■実は怖い加齢臭。30〜40代で臭うと病気の恐れ


 さて、最後はよく知られる「加齢臭」です。これは、化粧品メーカーの資生堂がにおいの原因物質「ノネナール」を発見したことがきっかけで認知されるようになりました。臭いは、ミドル脂臭のような強烈なものではなく、ロウソクや図書館(古い本)のような臭いで、実はそれほど不快なものではありません。年配者と一緒にいる際、ほのかに感じたことがある方は多いでしょう。

 さて、ここが重要なポイント。注意すべきは、30〜40代で加齢臭が出た場合です。

 加齢臭はその名の通り、本来「加齢」により臭うようになります。皮脂腺の中に、パルミトレイン酸と過酸化脂質という物質が増え始め、それが皮脂を酸化させて加齢臭の原因物質ノネナールが作られるのです。

 しかし、比較的若い30〜40代で加齢臭が感じられる場合、体内で生活習慣病が進んでいる恐れがあります。脂質の酸化が血管の中でも起きていると考えられるからです。

 この場合は、臭いそのものより病気の心配をすることが重要になります。血液中のコレステロールや中性脂肪などの脂質が高いと、それらが酸化され過酸化脂質を増加させます。この過酸化脂質は動脈硬化を引き起こし、高血圧、心筋梗塞、脳梗塞などの生活習慣病を発病させるのです。

 ちなみに加齢臭は、別名「メタボ臭」とも呼ばれています。そのため、30〜40代の加齢臭対策はメタボ対策と全く同じ。暴飲暴食を防ぐ、運動不足にならないといったことが基本です。

 食生活は、「動物性の脂肪を摂り過ぎない」「抗酸化作用のある食品を摂る」ように心掛けること。脂っこい肉を控え、野菜や果物を積極的に食べるといいでしょう。また、腸内環境を整えるため、毎日ヨーグルトを食べて善玉菌を増やすのも効果的。さらにオリゴ糖も併せて摂ると、腸内の善玉菌を育ててくれます。

【抗酸化作用のある食品】キャベツ、ゴマ、ショウガ、大豆(豆腐、納豆)、緑茶、など

【オリゴ糖を含む食品】ゴボウ、アスパラガス、タマネギ、ワカメ、ハチミツ、など

●ポイント4
・「加齢臭」はそれほど不快な臭いではない
・若い年代の「加齢臭」には生活習慣病の疑いが
・抗酸化作用のある食品、オリゴ糖を含む食品を摂るなど食生活の改善を
 ―― 体臭は、健康状態と密接に関わっていることが分かりました。30〜40代男性が陥りやすいのは、「食生活の乱れ」と「運動不足」。両者の解消には、臭い対策に加え、健康維持のためにも積極的に取り組んでいきたいですね。


https://style.nikkei.com/article/DGXMZO31475990X00C18A6000000?channel=DF260120166497

【体臭を消したい】悪臭(加齢臭・ミドル脂臭・汗臭)対策は2種のスプレー

https://kenka2.com/articles/1870


「体臭が気になり仕事に集中できない」
清潔志向の高まりも影響してか、現代の日本には、体臭を気にする人が非常に増えていると感じます。
25歳から49歳の男女約1100名を対象にしたある調査では、「自分や他人の体臭が気になって仕事に集中できないことがある」と答えた人が60%近くを占め、「体臭はビジネスシーンにおいて、マイナスに影響する」との回答は約90%に達しました。

体臭は、仕事や対人関係にまで悪影響を及ぼす問題なのです。
ひとくちに体臭といっても、種類はさまざまです。

私は体臭を、加齢臭・脂臭・汗臭・頭皮臭・足のにおい・口臭の6つに大別しています。
ここでは混同されやすい「加齢臭」「脂臭」「汗臭」を詳しく見ていきます。


@加齢臭
中高年になると出てくる特有のにおいが加齢臭で、原因物質は「ノネナール」です。
毛穴にある皮脂腺からは皮脂が分泌され、皮膚や毛髪を保護しています。

しかし年を取ると、皮脂腺の中で活性酸素が発生して皮脂が酸化しやすくなります。
皮脂が酸化すると、脂肪酸やアルデヒドなど多様なにおい成分が生成され、皮脂のにおいは強くなります。

ノネナールも、におい成分のひとつです。
ノネナール自体は、ろうそくや枯れ草に似たにおいで、単独ではさほど不快ではありません。

ただし、他のにおい成分と混ざると、途端に不快なにおいになるのです。


加齢臭より圧倒的に不快な2種類のにおい
Aミドル脂臭
不快な体臭の代表格は、脂臭です。
30〜50代のミドル世代に多いにおいで、ミドル脂臭と呼ばれることもあります。

「ジアセチル」が原因物質で、「古い油のよう」と表現されます。
「つわり臭」とも呼ばれ、女性がかぐと胸がムカムカするような生理的な不快感を覚える刺激臭です。

ミドル脂臭は後頭部から首すじの後ろ側にかけての部分に発生しやすいので、枕がくさい人はミドル脂臭の可能性が高いです。
ジアセチルは、汗の中に含まれる乳酸が、皮膚の表面に生息する常在菌によって分解されると発生します。

ここに、汗や皮脂が酸化してできる中鎖脂肪酸が結合すると、加齢臭とは比べ物にならないほど強烈なにおいが発生します。


B汗臭
汗のにおいも、体から出る不快な体臭の1つです。

主要な原因物質は、尿のにおい成分でもある「アンモニア」です。
全身から出ますが、わきの下など、汗腺が多く集中する部分からは特に出やすいです。

汗を分泌する汗腺には、全身に分布するエクリン腺と、わきの下や性器の周辺など特定の部分のみに分布するアポクリン腺があります。
アポクリン腺から出る汗は、糖質や脂質、アンモニアなどの成分を含み、粘り気があるのが特徴で、ワキガの原因となることもあります。

一方、体温調節のためにエクリン腺から出る汗は、本来は99%以上が水分です。
サラリとしていて、においはほとんどありません。

しかし、生活習慣の乱れやストレスなどが原因でエクリン腺の働きが衰えると、ミネラルや糖質・脂質を多く含むベタベタの「悪い汗」が出てくるのです。
現代人の多くがかく汗は悪い汗で、脂臭・汗臭のそもそもの発生源です。

汗の原料は血液ですが、汗腺から汗が出るとき、体に必要な栄養やミネラルは血液に再吸収されるため、汗として排出されるのは、水分とわずかな塩分だけです。
ところが、汗腺の機能が低下すると、この再吸収がうまくいかなくなるのです。


きつい体臭は不健康のシグナル
また、エネルギー代謝(※体内に摂り入れられた炭水化物・脂質・たんぱく質が、酸素や消化酵素などの働きで、運動や体温維持などのエネルギー源となる仕組み)や解毒の機能が低下すると、血液中に悪臭の原因物質が増え、汗といっしょに排出される量も増えます。
疲労がたまったり、血行が悪かったりして、体内の酸素が不足していると、糖質の代謝において多量の乳酸が産生されます。

その結果、汗の中の乳酸が増え、脂臭の発生につながるのです。
一方、汗臭の原因となるアンモニアは、腸内でたんぱく質が分解されるときに産生されます。

通常アンモニアは、肝臓で分解されて尿素となり、尿として排泄されます。
しかし、飲酒、高タンパク・高脂肪な食生活、ストレスなどによって肝機能が低下すると、アンモニアが分解されず、汗とともに体外に出てきます。

きつい体臭は言わば、健康状態の異常を示すシグナルです。
では、気になる体臭を抑えるには、どんな対策が有効でしょうか。

市販の制汗剤や消臭剤の多くには、殺菌成分や汗を抑える成分が配合されており、乱用するのは考えものです。
皮膚を守る常在菌まで殺してしまったり、汗を出せなくなって体内に熱がこもり、熱中症になる可能性が高まったりするからです。

そこで私がお勧めするのは、「重曹水」と「ミョウバン水」、2種類の手作り消臭スプレーの活用です。
重曹はアルカリ性で、加齢臭やミドル脂臭など酸性のにおいに効果的です。

一方、ミョウバンは酸性なので、汗臭などアルカリ性のにおいに有効です。
重曹もミョウバンも安価なので、2種類のスプレーを作り、自分が気になる体臭のタイプに応じ、併用するといいでしょう。

もちろん生活習慣の改善も大事です。
汗腺を鍛えるために、冷房に頼りすぎない、適度な運動をする、夏でもお風呂に入る、睡眠・休息をしっかり取る、暴飲暴食しないなどのことを、ぜひ心がけてください。



足のニオイが生じる原因とは?

https://bizspa.jp/post-7390/2/

足のニオイが生じる原因とは?

 足のニオイが生じる理由として、五味クリニック院長の五味常明先生は以下のように説明しています。

「ストレスを感じやすい人ほど、帰宅後に自分の足がくさいと感じている人が多いという結果がありました。緊張や不安を感じたりしたときにかく『精神性発汗』が関係します。

 混雑し身動きがとりにくい状態で長時間通勤電車に乗っている人は、汗で靴の中が蒸れ、高温・多湿になるのでにおいやすい状況になるでしょう。靴との摩擦で雑菌のエサとなる角質ができやすい環境なのも影響していると言えます」

 また、足のニオイの発生源は2種類あるといいます。

「足表面のニオイは高温、多湿、菌のエサとなる角質によって発生します。汗をかいて高温・多湿になった靴の中では、菌のエサである“足の角質”がふやけて食べやすくなるので、菌がどんどん繁殖し、ニオイが発生します。

 一方で足の中から出てくるニオイも。“疲労臭”ともいわれますが、これは足のむくみなどによって体内の老廃物(アンモニア)の循環が悪くなり、足の方に下がってきて、足裏からアンモニア臭が漂っている状態です」

ニオイケアには「スクラブ洗浄料」か「ミョウバン」が効く


 五味常明先生は有効なニオイ対策をこのように紹介しています。

「まずは雑菌のエサとなる角質を落とすことが重要。スクラブの入った洗浄料などでやさしく落とすのがよいでしょう。アンモニア系のニオイはアルカリ性の性質を持っているので、ミョウバンなど酸性の成分が効果的です」

 ひとくちに「足のクサさが気になる」といっても、原因やニオイの種類によって対策が異なってくるのですね。上手にケアして、足のクサさを少しでも軽減できるようになるといいですね。
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