体のニオイの悩みに応える体臭ブログ

わきが多汗症治療に長年携わってきた五味クリニック院長五味常明が、体臭対策、体臭予防をご紹介します。

排泄

動物性脂肪の摂り過ぎなどの偏った食生活はもちろんのこと、加齢によっても腸内環境は悪化します。
いわゆる悪玉の腸内細菌が増えると、腸内ではより多くのにおい物質が作られます。
この一部は便と一緒に排出されますが、残りは肝臓に回されて無臭化されます。
ところが肝機能が弱っていると、無臭化できなかったにおい物質が体内に回って体臭となって現れます。
腸内環境をクリーンに整えることは体臭予防の基本といえます。


ココアが便臭を予防する?

便臭を軽減するほか、下痢や硬便などを正常な便に近くするココアの効能に注目が集まっています。
ココアは食物繊維の「リグニン」を始め、ビタミン、ミネラルが豊富で様々な面で腸内環境を整えるプラスの働きをしてくれます。


腸内環境を整える3ステップ

Step1 有害物質を排出する食物繊維を摂る
食物繊維は善玉腸内細菌のえさとなる他に、悪玉の腸内細菌が出した毒素やにおい物質を吸着して出します。

※食物繊維が豊富な食品は前述

Step2 発酵力で腸内細菌バランスを改善
発酵食品を摂ると生きた細菌が腸内にも届いて、腸内の細菌バランスを改善します。

(発酵食品の代表例)
◆ヨーグルト ◆納豆 ◆みそ ◆ぬか漬け ◆塩麹

Step3 オリゴ糖でビフィズス菌を活性化
オリゴ糖は腸内のビフィズス菌のえさとなって善玉細菌を増やし、悪玉腸内細菌を減らします。

(オリゴ糖を含む食品)
◆たまねぎ ◆大豆 ◆アスパラ ◆ゴボウ ◆はちみつ


「匂いのエイジングケア」(有楽出版社)より


体臭についての相談(回答内容別)
体臭についての相談(質問内容別)

| 便臭

ライフスタイル

ストレス、排泄、睡眠といった基本的な生活習慣が、じつはからだのにおいを作りだしているということもあります。
直接的なにおいケアや食生活と共に一度ライフスタイルについても考えてみましょう。
睡眠は足りているか? ストレスを溜め込んでいないか? 規則正しい排泄はあるか? 健康管理はもちろんのこと、こうした要素を見直してからだの内側からのエイジングケアを。

 
睡眠

規則正しい睡眠は、ホルモンの分泌リズムを正常に戻してくれるためエイジングケアの面からも重要です。
また睡眠が不足すると代謝が落ちて内蔵機能の低下を招き、ときには加齢臭を促進してしまうことも。
でもゆっくり睡眠を取れるときばかりではありません。
忙しいときにはどうしても生活が不規則になりがちです。
眠りたいのに眠れないという時は、ぬるめのお湯でゆっくり半身浴をしたり、ハーブティーを飲んだりしてリフレッシュする時間を作りましょう。


眠れない夜におすすめのハーブティー

◆ラベンダー×レモンバーム
爽やかな香りでゆったりとした気持ちになります。


◆ジャーマンカモマイル×リンデン
優しい香りでリラックスさせて、眠りを誘います。


「匂いのエイジングケア」(有楽出版社)より


体臭についての相談(回答内容別)
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いつものご飯ににおいケアをプラス

加齢臭対策の食材は毎日こまめにとりたいものです。
でも、意外とメニューを考えるのが面倒。
そこで、加齢臭対策に効果的なビタミンC、ビタミンE、イソフラボン、カテキンなどが2つ以上組み合わせになっている代表メニューをあげました。
今日はどうしようかと迷ったら、献立のヒントにどうぞ。


サラダ
◆アボガドと豆腐のサラダ 
◆トマトと海藻のサラダ
◆トマトと豆腐のサラダ
◆トマトとアボガドのサラダ
◆キドニービーンズとアスパラガスのサラダ
◆カボチャとアボガドのサラダ
◆人参とプルーンのサラダ
◆人参とオレンジのサラダ
◆豆腐とわかめのサラダ
◆カボチャ、ブロッコリー、アーモンドのサラダ

小鉢
◆めかぶ納豆
◆アボガド納豆
◆柿の白和え
◆アスパラガスの白和え
◆ほうれん草と人参の胡麻和え
◆春菊と油揚げの煮びたし
◆にらと小松菜のナムル
◆にらとピーマンの味噌和え

食事
◆さつまいもと枝豆の炊きこみご飯
◆さんまご飯+刻み海苔
◆焼きししとうと蒲焼丼
◆カボチャとピーマンのカレー
◆さんまのトマトソースパスタ
◆鮭とブロッコリーのオイルパスタ


Column においについてのお勉強
間違ったダイエットでも体臭が発生!?

無理なダイエットや偏った食事制限により、体臭が変わることがあります。
極端なカロリー制限で炭水化物やたんぱく質が不足すると、からだは中性脂肪を燃焼してエネルギーに変えようとします。
このとき脂肪酸に変わった中性脂肪が汗と一緒に排出されると、汗臭いような体臭となります。
さらに無理なダイエットを続けると、アンモニア臭から甘酸っぱいにおい(飢餓臭)へと進みます。
そうなったら危機的状況です。
体臭が変わった初期の段階で間違ったダイエットを見直して、食生活を立て直しましょう。

 
「匂いのエイジングケア」(有楽出版社)より

体臭についての相談(回答内容別)
体臭についての相談(質問内容別)

お酒・タバコ・コーヒー

健康を考えればほどほどにしたいお酒やコーヒー、そして健康面に悪影響を及ぼす煙草。
これらは体臭や加齢臭の引き金にもなります。


お酒 飲み過ぎに注意
適度な量のお酒はストレス解消に役立ちますが、飲み過ぎると活性酸素を増やし、加齢臭などを加速させます。
また、お酒は体内で分解されるとにおい物質を出すため、飲み過ぎると悪臭の原因にも。
お酒の適量は、ビールなら中瓶1本、日本酒なら1合、ワインならグラス2杯と考えて。


タバコ 体臭と混ざると悪臭に!
タバコのニオイはからだにつくとそれだけで不快なにおいです。
そこに様々な体臭が加わるとかなりの悪臭になりかねません。
タバコを吸う人は、口臭予防やからだのにおいケアにも気を配りましょう。


コーヒー 刺激物はほどほどに
コーヒーなどの刺激物は摂りすぎると健康を損ないます。
その結果、加齢臭を引き起こすことも。
かといって無理に止めても、飲まないことがストレスになるかもしれません。
ストレスもまたにおいの大敵です。
もしどうしても飲みたいときは、無理をせずほどほどの量を守りましょう。


「匂いのエイジングケア」(有楽出版社)より


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食物繊維で腸内スッキリ

におい物質を食物繊維で排出

腸に悪玉菌が増えると便が臭くなるだけでなく、におい物質が血管を通って運ばれ、汗と一緒に排出されてにおいに変わります。
そこで摂りたいのが腸内をきれいにしてくれる食物繊維です。
腸内環境を荒らしてにおい物質を作り出す悪玉菌を始め、におい物質そのものや悪玉菌が出した毒素、有害物質をみんなまとめて排出するのが食物繊維です。
腸内環境をきれいにするために食物繊維をたくさん摂りましょう。


野菜
◆さつまいも ◆里芋 ◆オクラ ◆ごぼう ◆茹でたけのこ ◆ブロッコリー

フルーツ
◆リンゴ ◆キウイフルーツ

豆類
◆大豆(乾物) ◆小豆(乾物) ◆枝豆 ◆おから

乾物
◆切り干し大根 ◆干しひじき ◆干ししいたけ ◆干し柿

穀物
◆オートミール ◆押し麦


「匂いのエイジングケア」(有楽出版社)より


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食生活とからだのにおいには深い関わりがあります

食生活とからだのにおいには深い関わりがあります。
たとえば、肉ばかり食べていて動物性の脂肪を摂りすぎると、皮脂腺や汗腺から皮脂が多く分泌されるようになり、体臭が強くなります。
そう、においの体質は食べものによっても大きく左右されるのです。
からだのにおいが気になったら、食生活をもう一度見直してみるといいかもしれません。
においを作り出す食生活をやめて、バランスのいい食事を心がけるだけでも変化があるはずです。

 
においの原因となる食べものに注意!

「摂らないに越したことはない」と分かっていても、好きな食べものを止めるストレスは相当なもの。
そこでまずは「なるべく控える」ぐらいから始めましょう。
バランスのいい食生活を心掛けながら、徐々に摂る量を減らすと食生活が自然と変わるはずです。


摂りすぎに注意したいもの
◆肉などの高脂肪の酸性食品
◆脂っこいもの
◆味の濃いもの
◆ニラ、にんにくなどにおいの強いもの
◆お酒やコーヒーなどの刺激物
◆インスタント食品
◆添加物の多い食品


におい防止のためにはこれを摂りたい

日ごろからにおい防止になる食べものを摂ると、からだの中からにおい対策ができます。
何か1つに偏るのではなく、バランスを考えて摂るようにします。


積極的に摂りたいもの
◆葉野菜
◆緑黄色野菜
◆キノコ類
◆果物
◆メカブやワカメなどの海草類
◆梅干しや梅肉エキス
◆天然醸造酒
◆納豆、豆腐(主に女性)

 
「匂いのエイジングケア」(有楽出版社)より

体臭についての相談(回答内容別)
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頭のにおいはシャンプー選びと頭皮ケアから

洗い過ぎに注意したいのはからだだけでなく頭皮も同じです。
肌に負荷の少ないシャンプーを選ぶことや、頭皮専門のローションなどで、頭皮に優しい生活を。


頭皮を優しく洗うシャンプーを選ぶ

頭皮のにおいケアは、においを洗い流すよりもにおいを作らないことが一番。
じつは頭のにおいの原因の多くが洗い過ぎによるといわれています。
頭皮の脂やにおいが気になると、ついついしっかり洗いたくなります。
でも実は、においケアに必要なのは頭皮の皮脂膜を守ってくれる優しいシャンプーです。
洗浄力が強すぎないアミノ酸系シャンプーなど、自分にあったものを選びましょう。

 

頭皮ケア
頭のにおいの元は頭皮から発生します。
そこで頭皮ケアはにおい予防の基本。
それだけでなく、頭皮をケアすると髪の毛のエイジングケアにも役立ってくれます。
ときにはアロマでマッサージしたり、ローションやトニックでいたわりましょう。

 

Column
カラーリングのダメージをサポート

家庭で手軽にカラーリングができるようになりました。
でもカラーリング剤を誤って地肌につけてしまい、かぶれやトラブルの原因になったという経験はありませんか? カラーリングの前にオリーブオイルを頭皮に塗っておくと、薬剤が頭皮に染込むのをガードしてくれます。


カラーリング前に…
オリーブオイルを地肌に塗って膜を作っておけば、薬剤からガードする役割を果たします。

@エキストラヴァージン・オリーブオイルをコットンに含ませる。
Aコットンで肌を押さえるようにして地肌にまんべんなくオイルを塗る。


「匂いのエイジングケア」(有楽出版社)より


体臭についての相談(回答内容別)
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| 頭臭

足の洗い方

足のにおいの主な原因は繁殖した細菌。
足には汗腺が多く、靴などで長時間密閉されるので、細菌が繁殖しやすい温度と湿度が整っています。
足は角質層が厚いため、剥がれた角質を細菌が食べてさらに繁殖しやすくなります。
通気性のいい靴や靴下、汗を吸収するインナーソールなど、蒸れない工夫が足のにおいを防ぐコツです。
入浴の際は指の間をしっかり洗い、日頃から角質層のお手入れも忘れずに。
それでもにおいが気になるときは木酢液の足湯を試してみましょう。


木酢液のフットバスでにおい予防

バケツなどに40〜42℃くらいのお湯を7分目まで入れ、木酢液をコップ1杯加えて足を10〜15分浸ける。
外出の前に使うと効果的です。

 

Column
消臭に万能なみょうばん水を作ろう!

制汗作用のあるみょうばんは、古代ローマ人の時代から使われていたデオドラント剤です。
肌のトラブルもなく安心して使えるのも魅力です。
作り方も簡単なので、気軽に使ってみましょう。


◆材料
みょうばん…50g

水…1.5l

◆作り方
水にみょうばんを入れてよく混ぜます。
よく混ざらない時は1日ほど置いて透明になるまでおきます。
スプレー容器などに入れ、においが気になる部分に塗布して下さい。
冷蔵庫に入れて保存し、1〜2週間で使い切るようにします。


◆アレンジ
水を濃い目の緑茶に替えると消臭効果がアップします。
レモン果汁を加えると効果がより継続します。

 
「匂いのエイジングケア」(有楽出版社)より

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| 足臭

口臭予防

口臭は最も気になるにおいのひとつ。
一般的には、唾液の分泌が少なくなってくると雑菌が繁殖して口臭が強くなります。
また口臭には、喫煙習慣や歯周病、内臓からくるものなど病気や生活習慣も大きく関わってきます。
下記の予防法を試しても効果がない、強い口臭があるという場合は病気が原因かもしれません。
そのときは専門医を受診して下さい。


雑菌の繁殖を抑えるには…

◆三食きちんと食事をとる
規則正しい食生活は唾液の分泌をよくして雑菌の繁殖を防ぎます。
とくに朝食は大事です。
寝ている間は唾液の分泌量が減るため、朝食を食べることで唾液の分泌が促進されます。


◆緑茶を飲もう
緑茶に含まれるカテキンは抗菌力が強く、口の中の雑菌を抑えてくれます。
食後にお茶を飲んだり、お茶でうがいをするだけで口臭予防になります。

 
「匂いのエイジングケア」(有楽出版社)より

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| 口臭

においをケアして、もっときれいに

ボディケア

体臭は誰にでもありますが、においはからだ全体から出ているわけではありません。
むしろ足やわきの下などピンポイント。
だからからだ中をゴシゴシ洗うよりも、においの部位を見極めてポイントでケアすることが大切です。
また、体臭の気にし過ぎは精神面にも美容面にもよくありません。
洗い過ぎて肌を傷めてしまわないように注意しましょう。
洗った後はローションなどで潤いを補給するアフターケアもお忘れなく。

 
ボディはTゾーンを洗う

からだのTゾーンともいわれる胸元と背中は皮脂の分泌が多く、汗をかきやすい場所です。
からだを洗う時はここを中心に洗います。
ただし、ナイロンタオルのように刺激の強いもので強くこすると肌を傷つけてしまうので気をつけましょう。
石けんやボディソープなどを泡立てネットで泡立て、素手や綿のタオルで泡を転がすように優しく洗うのがおすすめ。
埃や汗はお湯で流すだけでも十分きれいになるので、ボディシャンプーは2日に1度くらいの使用でも十分と心得て下さい。


洗い過ぎると体臭が強くなる?

皮膚の常在菌であるブドウ球菌は雑菌の繁殖を抑えるバリアの役割を果たしています。
ところが体臭を気にするあまり洗い過ぎると、ブドウ球菌まで洗い流してしまいます。
すると悪臭の原因を作り出す菌が増え、体臭が強くなることがあります。
過剰な洗い過ぎは体臭を強くすると知っておきましょう。

 
わきの下のにおい予防

わきの下のにおいを気にする人は少なくありません。
わきの下は汗をかきやすく、かいた汗に雑菌が繁殖してにおいの原因となります。
そこで、わきの下のにおいの予防には重曹がおすすめです。
料理にも使われる重曹には殺菌作用があり、においの原因となる雑菌の繁殖を抑えてくれるからです。

 


重曹でわきのにおいを予防!

◆重曹水をスプレーする
水100mlに重曹小さじ1杯を加えてよく混ぜ、重曹水を作ります。

スプレー容器などに入れ、わきの下に塗布します。


◆お風呂に入れる
入浴剤代わりに、重曹をひとつかみお風呂に入れるのも効果的です。


◆直接塗る
わきの下に重曹を直接塗るだけでもにおい予防になります。

 
デリケートゾーンの洗い方

文字通りデリケートな部分なので、洗い方もごく優しくが基本です。
外陰部はぬるま湯でサッと流すくらいで十分。
また膣には自浄作用があるので、洗浄すると返ってpHバランスが崩れて細菌が入りやすくなります。
つまり膣に洗浄は必要ありません。
とくに、更年期前後から膣の自浄作用は衰える傾向にあり、pHバランスを崩しやすいので洗浄はおすすめできません。


これはNG!

◆洗浄力の強い洗剤で洗ってはダメ
◆ゴシゴシこすってはダメ
◆膣は洗わない


「匂いのエイジングケア」(有楽出版社)より


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