体のニオイの悩みに応える体臭ブログ

わきが多汗症治療に長年携わってきた五味クリニック院長五味常明が、体臭対策、体臭予防をご紹介します。

永久脱毛をすると、臭うようになるの?

Q:レーザー脱毛などの、いわゆる永久脱毛の施術を行うと、臭うようになることがあると聞きました。本当でしょうか?

A:脱毛を行ったことにより、脱毛した部分に意識が集中するため、精神性発汗を伴うことがあります。精神性発汗とは、無意識のうちになんらかの緊張を感じてかく汗です。汗が増えるので、ニオイが強くなる可能性があると言われています。

 ワキの永久脱毛などで汗が増えた人には、ボトックスが効果的です。ボトックスとはボツリヌス菌を無毒化したもので、ワキの皮下に局所注入すると、汗が6〜8割は減り、その結果、ニオイも抑えられます。ボトックスの効果の持続期間は約半年ですが、注入を2、3回繰り返すと、汗を抑えているために汗腺機能が衰えます。その結果、ボトックスが排泄された後も、汗が少なくなる人が多いようです。(五味院長)



体臭についての相談(回答内容別)
体臭についての相談(質問内容別)

体臭をいい香りにする方法ってあるの?

Q:自分の体臭をいい香りにするのに、効果のある方法はありますか?
バラの香りの水なども売られていますが、効果はあるのでしょうか?


A:バラの香りの水を飲むと、呼気として香りが出ることはありますが、バラの香りの体臭になることはありません。体内に入った食品は、分解されて吸収されます。ニオイ分子も体内で分解されて吸収されるので、その後、再びバラの香りに合成されることはないのです。香水のように体に付けるものは別ですが、飲むことで体臭をバラの香りにすることはできません。

 体臭をいい香りにする方法としては、「いい汗」をかくことをお勧めします。いい汗というのは、汗腺が汗の原液から血液の成分を再吸収してできた汗のことです。いい汗の特徴は、濃度が薄くサラサラで、肌の上ですぐ乾き、かすかにいい香りがするのです。

 実は、人間の汗には、天然の香り成分が入っています。例えば、イソ吉草酸という足のニオイは、濃度を薄めると香水の成分になります。ジャスミンの香り成分であるインドール、スカトールは、糞便のニオイの成分ですが、薄めれば花の香りになるのです。したがって、汗も濃度が薄いと、かすかにいい香りになります。汗腺は、汗をかけばかくほど機能が高まる性質があるので、積極的に汗をかき、汗腺を鍛えるのがいい汗をかくために効果的な方法です。(五味院長)


体臭についての相談(回答内容別)
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汗、足…夏の臭い対策 体調整え、制汗剤や消臭衣服など活用

 これから真夏日を記録する日が増え、汗をかくことも多くなる。雨の日に長靴などレインシューズを着用する人は蒸れた足の臭いも気になるもの。体臭に詳しい五味クリニックの五味常明院長に夏の臭い対策を聞いた。(油原聡子)

 ぬれタオルで

 暑くなるとまず気になるのが汗の臭いだ。五味院長は「本来、汗は体温を調節するために出ています。いい汗をかけば臭いもしませんよ」と話す。

 汗を分泌する汗腺は、汗をかくことによって機能が高まる。汗腺の機能が高いと、水のようなさらっとした、ほぼ無臭の汗が出る。水分とわずかな塩分だけが汗として皮膚に出るので、すぐ蒸発し、乾く。

 一方、汗腺機能が低いと、臭い成分などが含まれるべたべたした、蒸発しにくい汗が出て、体臭の原因となる。食生活の乱れやストレス、運動不足で汗をかかないことなどが理由で、汗腺機能が落ちてしまうという。「汗腺機能は使えば回復します。夏本番に汗腺機能を高め、いい汗をかくためにも、今のうちからしっかりと汗をかいておくことが大切」(五味院長)。有酸素運動や湯船での入浴、腸内バランスを整える食事などを心掛ける。

 汗をかいた場合、臭い防止を考えるならぬれたタオルで拭く。乾いたタオルでは水分だけを吸収し、雑菌が繁殖する要因となる、その他の成分を皮膚に残してしまうことがある。また、汗が下着や衣服に染み込むと臭いが発生しやすくなる。消臭・抗菌機能付きの衣服を着用するといい。

 梅雨のこの時期、長靴などレインシューズを履く機会も多く、足の臭いにも注意する。足は体の中でも汗腺が比較的多く、よく汗をかく場所だ。しかし、長時間、靴や靴下で覆われているため、汗が蒸発しにくく、臭いの原因になってしまう。「足の角質層の上に細菌が繁殖するのも原因の一つ。汗が蒸発せず、足が蒸れて、より細菌が繁殖しやすくなってしまう」と五味院長は指摘する。

 足の臭い対策には制汗剤の使用も効果的だ。「足の汗は蒸発しないので、制汗剤を使って予防を。ムレ防止のため、ストッキングや靴下をはくといいですよ」(五味院長)

夏バテも注意

 最近の研究で注目されているのが「疲労臭」だ。

 疲労臭は、体から発散されるアンモニア臭のこと。体が健康だと、アンモニアは肝臓でオルニチン回路によって尿素に分解される。しかし、疲れがたまるとアンモニアが分解されず、皮膚から出るアンモニアの量が増加し、臭いの原因となる。

 疲れやストレスがたまらないような生活を心掛ける。このほか、シジミなどオルニチンを含む食材を食べれば疲労臭は低減できるという。五味院長は「体の中から疲れを取り、健康的な暮らしをすることが臭い対策になります。これからの季節は夏バテにも注意してほしい」と話している。

http://www.sankeibiz.jp/econome/news/140622/ecb1406221807004-n1.htm


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