体のニオイの悩みに応える体臭ブログ

わきが多汗症治療に長年携わってきた五味クリニック院長五味常明が、体臭対策、体臭予防をご紹介します。
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働き盛りは要注意!?気になる大人のニオイケア

汗ばむ季節が近づくと、気になってくるのが“ニオイ”です。口臭、加齢臭に加えて、働き盛りの人に特有の「ミドル脂臭」など、さまざまなニオイの対策から、衣替えの時期に覚えておきたい、冬物衣類のニオイ対策まで。体臭多汗研究所所長で医師の五味常明先生に補習してもらいました。

https://www.ntt-card.com/trace/vol37/hoshuu/index.shtml
Trace


食品・日用品でできる お手軽ニオイ対策

「口が臭い」と感じたら……

対策法@
出がらしの茶葉を捨てずに、ガムを噛むようにモグモグする


五味先生の解説

口臭の多くは飲食物による一時的な発生、という場合がほとんどですが、お茶に含まれるカテキンやフラボノイドは次のような働きから口臭を防ぐ効果があります。
カテキン……体内でニオイ物質が作られるのを断ち切る作用がある上、口の中の雑菌に立ち向かう抗菌作用もあります。
フラボノイド……消臭効果があり、食後にお茶を飲むのは口臭予防の意味もあるとされています。
また、脂分の多い焼き肉などの食後には柑橘類やパイナップル、にんにく臭を消したいときは牛乳を飲むと効果があります。

対策法A
梅干しを食べて、唾液を出す


五味先生の解説

梅干しのクエン酸が、口の中の雑菌の繁殖を抑え、酸味で唾液の分泌を促進。唾液には口の中の雑菌を追い払う働きがあります。そのため、お酒臭いと感じたときでも抜群の効果があります。

対策法B
虫歯や歯周病が原因の場合は、ウーロン茶を食後に飲む


五味先生の解説

虫歯や歯周病があると、口臭が気になるもの。ウーロン茶には、虫歯や歯周病のもととなる菌を抑制する成分が含まれています。脂っこい中華料理の後にウーロン茶を飲むのは理にかなった先人の知恵なのです。


対策法C
舌の表面にある白い苔(舌苔)を、専用の舌クリーナーで掃除する

五味先生の解説

舌苔は腸や胃の機能低下により多くなり、ニオイも増します。ハチミツを混ぜたヨーグルトや、水にハチミツとレモン汁を加えたハチミツレモン水などが効果的ですが、週1回を目安に舌苔の掃除をしてもよいでしょう。市販されている専用の舌クリーナーをはじめ、ガーゼやタオル地のハンカチを指に巻き付けて優しくこすることでもきれいになります。



「カラダが臭い」と言われたら……


対策法

ヨーグルトを食べて善玉菌を増やしたり、
食物繊維をとって悪玉菌を減らしたりして、腸内環境を良くする

五味先生の解説

腸内環境のバランスが崩れて悪玉菌が優位になると体臭がニオイだします。また、腸内に悪玉菌が増えると腸内で分解されたたんぱく質が有毒物質をつくり、便を臭くするもとになります。そのため、ヨーグルトや食物繊維をマメに取る「腸活」が体臭を抑えるのに効果を発揮するのです。




「加齢臭かな?」と思ったら……


対策法

@ビタミンCやE、カロチンなどを含んだ食べ物を食べる
Aレモン汁を含ませたタオルで皮膚マッサージをする

五味先生の解説

ビタミンCやEなどは抗酸化作用があります。特にビタミンEは油の酸化を防ぎ、老化防止に役立つといわれています。酸化しやすく熱に弱いので、非加熱のまま摂取しましょう。また、マッサージで外部刺激を与えるのも有効。特にレモンに含まれるビタミンCの抗酸化作用が皮膚腺に働きかけるため、レモン汁を含ませたタオルを使ったマッサージは効果的です。



ワキのニオイが気になったら……

対策法


@ワキを清潔に保つ
Aワキにリンゴ湿布をする
Bリンゴ酢を飲んだり、料理に使う

五味先生の解説

ワキのニオイが気になる場合は、汗をかいたらこまめに拭くなど清潔に保つこと。また、ワキガの場合は、ワキガのニオイ発生のもとである「アポタンパク」の生成を減らす働きがあるリンゴが効果的。リンゴ湿布は、リンゴ1個をすりおろしてガーゼで絞り、その絞りカスを布でくるめば完成です。また、リンゴ酢も自宅で簡単にできるもの。広口ビンの容器に酢とリンゴを入れ、冷暗所に3〜4週間保存して酢が茶色になったら出来上がりです。


来年まで残さない! 冬物衣類のニオイ対策

冬物衣類


衣替えの季節。衣類についたニオイの対策には、薬局やスーパーマーケットなどで手に入る「ミョウバン」が有効です。ミョウバンは100gに対して水1.5ℓで薄めて、スプレー容器に入れてください。わきや首まわりなど汗のニオイが残っている部分に吹きかけて、ハンガーなどに吊るして乾燥させましょう。すると、水分が乾くとともにニオイ成分も消えていきます。

ブーツ&靴

シーズン中は、毎日同じ靴を履くのではなく1〜2日休ませてから履くのが基本。履き終わったら使い捨てカイロを入れておくと、カイロの配合物である高分子ポリマーがニオイをストップしてくれます。シーズンオフなら10円玉を3枚くらい入れて収納すれば、金属イオンが悪臭成分を中和して、菌の繁殖を抑えてくれます。

靴下

冬場に重宝する厚手の靴下は、洗ってもニオイがとりづらいもの。対策は、洗濯機で洗う際に「重曹」をプラスすること。洗濯用粉洗剤を洗濯機に入れたあと、その10倍量の重曹を入れるだけ。あとは通常どおり洗濯機をまわせばOKです。


働き盛り特有のニオイ!? 「ミドル脂臭」にご注意!
 30〜40代になると、加齢臭を気にする人が出てくるようですが、加齢臭が発生しはじめるのは50代以降のこと。30〜40代の働き盛り世代が気にしたいのは、「ミドル脂臭」と呼ばれるニオイなのです。加齢臭がどこか懐かしい、枯れ草のようなニオイなのに対し、ミドル脂臭は胸がムカムカするほどの不快さが特徴で、そのサインは、首の後ろや後頭部から“油っぽいニオイ”がするかどうかです。
 ミドル脂臭は、ジアセチルという成分が皮脂臭と混じって発生します。頭皮に付着した細菌のブドウ球菌が、汗に含まれる乳酸をエサにしてつくられているのです。さらに、ミドル脂臭は、働き過ぎや肉食、ストレス、肥満、運動不足など、いわゆる“オジサン臭い生活”を送っていると多発するともいわれています。規則正しい生活をし、ストレスを運動で発散するなど爽やかなライフスタイルを送ることで改善されるのです。


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