体のニオイの悩みに応える体臭ブログ

わきが多汗症治療に長年携わってきた五味クリニック院長五味常明が、体臭対策、体臭予防をご紹介します。
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「太っている人の汗は臭い」ってホント? そのにおいは加齢臭、疲労臭、ミドル脂臭、糖尿病臭の複合体だった

日経グッデイ おとなのカラダゼミナール より
http://gooday.nikkei.co.jp/atcl/report/14/091100018/081000040/?ST=bodycare&P=1


 太っている人は体臭がきつい…。口には出さなくても、そう感じている人は多いのではないだろうか? 太った人は暑くなると大量に汗をかく。一般に食べる量も多いし、脂っこいものが好きだ。シュッとやせた人に比べて、なんとなく体臭が強そうなイメージがある。


 それは決して気のせいでもないらしい。ワキガ(腋臭)や体臭対策に詳しい五味クリニック(東京都新宿区)院長の五味常明さんは、「太った人やメタボ(メタボリックシンドローム)の人は、確かに体臭が強くなります」と話し始めた。

メタボリックシンドロームの診断基準
1. 内臓脂肪の蓄積 ウエストサイズ 男性85cm以上 女性90cm以上
2. 脂質異常 中性脂肪値 150mg/dL以上
  HDLコレステロール値 40mg/dL未満
(いずれか、または両方)
3. 血圧 収縮期血圧(最高血圧) 130mmHg以上
  拡張期血圧(最低血圧)  85mmHg以上
(いずれか、または両方)
4. 血糖値 空腹時血糖値 110mg/dL以上

1. 内臓脂肪の蓄積に加えて、2〜4の2項目以上が当てはまるとメタボリックシンドロームと診断する。


 汗の原料は血液。汗腺は血液をろ過し、薄めた血漿(けっしょう)を汗として出しているという。「放置しておくと雑菌が繁殖して“汗臭さ”が出てきますが、かいた直後の汗自体は無臭なんです。ところが、中には最初から臭い汗を出す人もいます」と五味さん。実は太った人の体臭は、いくつかのにおい成分が混ざったものという。まずは、それぞれの発生原因を説明しよう。


若くても太っていると“加齢臭”がにおう

 1つ目は“加齢臭”と呼ばれるにおいだ。一般に年を取るほど発生量が多くなるが、若くても出る人もいる。原因は皮脂腺の中の「9-ヘキサデセン酸」という脂肪酸が酸化されてできる「ノネナール」という成分だ。が、五味さんによると、「太った人やメタボの人は若くても加齢臭が強い」という。ノネナールは脂肪酸が酸化されてできるので、メタボになって体内の脂肪や活性酸素が多くなれば、それだけできやすくなるわけだ。

 2つ目は、疲れていると出やすくなる“疲労臭”で、アンモニアのにおいがする。このアンモニアは腸内や筋肉でたんぱく質が分解されるときに発生するが、通常は血液に入って肝臓に運ばれ、無臭の尿素に変えられる。ところが疲労がたまっていたり、肝臓が弱っていたりすると、処理しきれなかったアンモニアが汗に混じって出てくることになる。肥満の人は運動不足の傾向があり、少しの運動でも疲労がたまりやすいので、疲労臭が強まってしまう。

 「疲労臭が出るのは肝臓が弱っているサイン。お酒を飲む機会が多くて疲労臭が出る人は、肝機能検査の数値が悪くないからといって油断してはいけません」と五味さんはアドバイスする。

いくつかのにおいが混ざると不快なものになる

 3つ目は、30〜40代の男性に多い“ミドル脂臭”だ。

 通常、筋肉は酸素を使ってエネルギーを作るが、全力疾走など激しい運動をしているときや、疲れがたまっているとき、血行が悪いときは、酸素を使わずにエネルギーを作り、その副産物として乳酸ができる。血液中に乳酸が多くなると、汗に混じって出てくるようになる。この乳酸を皮膚の上にいる細菌が分解してできるのが「ジアセチル」。これがミドル脂臭の原因物質で、「古くなった油のにおい」などと形容される。

 このにおいも肥満で疲れやすい体質だと強くなりやすい。「太った人は最大酸素摂取量(1分間の運動で取り入れられる酸素の量。持久力の指標となる)が低いので、少し動いただけでも無酸素運動になってしまう。このために乳酸ができやすく、乳酸が分解されてできるジアセチルの発生量が多いんです」(五味さん)。

 4つ目は、糖尿病の人に独特の甘酸っぱい体臭で、これはケトン体のにおい。「インスリンの働きが悪くなることで血液中に遊離脂肪酸が増え、これがケトン体になる。腐ったバナナのようなにおいです」と五味さん。

 最初に説明した加齢臭の原因となるノネナールは、実は単独ではそれほど臭くない。「アンモニア、ジアセチル、ケトン体など、他のにおいと混じることで不快なにおいになるんです」と五味さんは説明する。こうして“太った人の体臭”が生まれるわけだ。

濃度が高いのが“悪い汗”

 太ると体臭が強くなる理由はまだある。それは汗の量の違いだ。皮下脂肪は断熱材の働きをするため、太った人が暑い場所に出たり、ちょっとした運動をしたりするだけでも体温が上がって、汗が一気にドッと出る。「しかし、運動不足によって汗腺の機能が衰えているため、汗を汗腺で血液として再吸収する働きが間に合わず、血液成分の濃度が高い汗になるわけです」と五味さんは説明する。つまり、アンモニアや乳酸、細菌のエサになる脂肪酸などが多い、ネバネバした汗をかくわけだ。

 「最後にもうひとつ、“イメージ臭”というのもあります」と五味さん。若いイケメンの靴下とパッとしない中高年男性の靴下があったとき、実際は若者の方がにおいが強くても、中高年の方を臭いと感じる人が多いという。不条理だが、それが世の中の現実。太った人はもともと加齢臭やミドル脂臭が強い上、このイメージ臭まで加わるわけだ。

太った人からただよう、主な体臭と原因物質
・加齢臭 ← ノネナール
・疲労臭 ← アンモニア
・ミドル脂臭 ← ジアセチル
・糖尿病臭 ← ケトン体
・イメージ臭 ← 見た目の印象
におい対策はメタボ対策

 臭い汗を出さないためには、まず疲れやストレスをためないことだろう。「ノネナールは体内の活性酸素が多い人ほどできやすい」(五味さん)ので、暴飲暴食を控え、ビタミンC、E、カテキン、イソフラボンなどの抗酸化成分を積極的にとることを心がけてほしい。

 汗腺機能を高めてサラサラした清潔な汗をかくためには、日頃から運動で積極的に“いい汗”をかくことが大切になる。

 結局のところ、体臭対策は食事、運動、睡眠だ。

 「におい対策はメタボ対策。健康であれば、そうそう不快なにおいなど出さないはずなんですよ」と五味さんは話す。

 体臭が気になるこの季節、家族や同僚から後ろ指をさされないためにも、本気でメタボ対策に取り組んでみてはいかがだろう?

体臭についての相談(回答内容別)
体臭についての相談(質問内容別)

加齢臭より強烈!30〜40代半ば女性のミドル脂臭は「廃油のニオイ」

 汗ばむ季節の到来、ニオイ対策は万全ですか? 電車に乗れば見知らぬ男性の体臭や口臭、家に帰れば夫の加齢臭にウンザリというアナタ! 実は女性も40歳ごろから汗も体臭もキツくなる一方なんです! オシャレにキメてもメークを頑張っても、クサかったら台無し! 本気の対策、始めましょう。まずはボディー編から――
 
20150526_nioi_1_1「女性の場合、女性ホルモンの低下と同時に体臭が変わることがあるんです。また、更年期を境に体臭が強くなりやすくなるんです」

 と話すのは、ニオイの第一人者、五味常明先生(五味クリニック院長)。ニオイのもとは、汗と皮脂。この2つが一緒になって、体臭となるのだそう。最近、自分のニオイが気になる女性は、下記の原因と対策を参考に、生活を見直してみて!

■原因1 女性ホルモンが低下すると加齢臭が発生

 女性ホルモンにはニオイを抑える働きがある。そして女性ホルモンはだいたい40代ごろから減っていき、逆に更年期を境に、男性ホルモンが70〜80代ごろまで増え続ける。さらに、女性ホルモンが減ると、活性酸素が増え、皮脂が酸化し、加齢臭のもとであるノネナールが発生。「ですので、女性にも加齢臭があるだけでなく、男性は年々減っていくのに女性は年を重ねても加齢臭がするんです」(五味先生・以下同)。

■原因2 更年期のホットフラッシュと汗腺の退化

 更年期には顔がほてって汗が噴き出す「ホットフラッシュ」という現象が起きやすくなる。「更年期で出る汗は、濃度が高くて蒸発しにくく、アンモニアなどのニオイ物質が多く含まれているので、汗そのものがニオイます」。また、長年エアコンの中にいて、暑さ・寒さを感じないことから汗腺が退化し、正しく汗がかけなくなっていることも、ニオイの原因となる。

■原因3 ストレスや疲労もニオイのもと

 男性並みに働く女性が増えてきたことで、疲れやストレスからくるニオイ、「疲労臭」に悩む女性が増えてきている。「疲れが蓄積すると、肝臓がうまく機能せず、体内で作られたアンモニアが尿として排泄されずに体内にたまり、汗として出るために、ニオうんです」。肝臓機能の低下の原因は、過度な労働や加齢による疲労の蓄積、ストレスによる免疫力の低下、飲酒などが考えられる。

■原因4 加齢臭より強烈なミドル脂臭

 主に後頭部から首の後ろに発生するのが「ミドル脂臭」。男性特有のニオイだと思われがちだが、実は女性も発していて、たとえるなら廃油のようなニオイ。だいたい30〜40代半ばで強さのピークを迎える。「ジアセチルという原因物質が、強い不快なニオイの源。汗に含まれる乳酸がジアセチルを作ります。乳酸を少なくするには、血行をよくすることがカギとなります」

■対策1 働く汗腺を増やす

「汗とは本来、無臭で皮膚の雑菌や垢などが反応してニオってしまうんです。しかし汗腺の機能が低下すると、汗の濃度が高くなり、重炭酸イオンや尿素などが含まれる“ニオう汗”となります」。汗腺の機能を高めるには入浴がいちばん。下図のように酢を入れた風呂で手足を温める汗腺トレーニングや、有酸素運動で血行をよくして、質のよい汗をかくようにするのが◎。
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(1)浴槽に43〜44度のお湯を、1/3〜1/4の高さに張る
(2)バスチェアを置いて座り、前かがみになってひざ下・ひじ下を10〜15分つける
(3)毎日続けるうちに、手足だけでなく、全身の休眠していた汗腺が活発に働くように!

■対策2 食事でカラダの内側から改善

 皮膚の出口が詰まると、汗腺の中にある皮脂腺で活性酸素が発生し、過酸化皮膚の発生の原因となる。これは皮脂を酸化させ、脂肪酸やアルデヒドのような体臭成分を生む。「皮膚の酸化を抑える抗酸化作用のある食物は、ビタミンC(イチゴ、ゆず)、ビタミンE(うなぎ、アーモンド)、カテキン(緑茶)、ポリフェノール(赤ワイン)、イソフラボン(豆乳)などが有効です」

⇒疲労臭を抑える食材
 疲労臭は、肝臓の機能低下により発生するので、肝機能を高めるためには、オルニチンやクエン酸を含む食材をとると軽減につながる。オルニチンはしじみ、クエン酸は梅干しやレモン、お酢などに多く含まれる。「食事と同時に、疲れやストレスをためこまず、適度な睡眠、飲酒を心がけてください」

■対策3 消臭グッズの正しい使い方

 消臭剤は殺菌剤が入っているので、使いすぎると常在菌まで殺してしまいす。また、制汗剤を背中や胸、腕や首すじに使うと、必要な汗をかけず熱中症の原因に。わきや足だけに使ってください。

〈週刊女性5月26日号〉
http://www.jprime.jp/life/beauty_health/12880/2/

体臭についての相談(回答内容別)
体臭についての相談(質問内容別)

枕が臭う原因は加齢臭ではなかった!30・40代を襲う「ミドル脂臭」の正体

「あぁ……俺もついに加齢臭のする歳になったのか…」
6月に入り、本格的に汗ばむ季節がやってきた。この時期、多くの働き盛りの男性を悩ませるのがニオイだろう。
30〜40代になると、汗臭さのみならず、枕のニオイや妻や子どもなどの指摘から“加齢臭”を実感してへこむ男性が少なくないが、そう思うのはまだ10年、いや20年早い。なぜなら、そのニオイ、おそらく“加齢臭”ではないからだ。
男のニオイは年齢で変化していた!
30〜40代の体臭「ミドル脂臭」とは

「よく加齢臭と誤解されがちですが、30〜40代の比較的若い世代に発生しやすいニオイは“ミドル脂臭”と呼ばれるものです。汗のニオイ、加齢臭に次ぐ“第3の体臭”と言われています」
こう語るのは、体臭・多汗研究所の所長でもある五味クリニックの五味常明医師だ。五味医師によると、中高年のニオイの代名詞にもなっている「加齢臭」が、実際に多く発生するのは50代以上になってから。その元となるニオイ成分は2-ノネナールというもので、“枯れ草”に例えられるほど、懐かしい“いいにおい”だと感じる人も少なくない。
一方、ミドル脂臭はというと、どう考えても“いいにおい”とは表現しがたい。五味医師は以下のように指摘する。
「ミドル脂臭の主成分であるジアセチルが放つニオイは、『つわり香』と呼ばれ、胸がムカムカするほどの不快感を与えるのが特徴です。日本酒の醸造過程で生まれることがありますが、もし原酒樽のなかにほんの少しでもジアセチルが発生した場合、香りや風味が一気に失われ、樽ごと廃棄しなければならないほど、ニオイの強い成分なのです」

ダイヤモンド・オンライン
http://diamond.jp/articles/-/72367

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