体のニオイの悩みに応える体臭ブログ

わきが多汗症治療に長年携わってきた五味クリニック院長五味常明が、体臭対策、体臭予防をご紹介します。
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妻や娘に嫌われる? 男の体臭メカニズムと対策

もし無人島で一人だったら、体臭で悩むことはない


 自分の体臭で周囲の人を不快にしているのではないか、という悩みは人間関係の中でしか出てこないものです。

 自分の体臭が臭くて、いつも鼻をつまんでいる。そんな人は見たことがないはず。自分の体臭はむしろ、自分にとっては「いいにおい」だと感じるのです。もし、一人で無人島にいたならば、体臭について悩むことはありません。相手がいるからこそ「自分は臭いのではないか」と悩むのです。

 これは外見的なことでも同じです。髪が薄いとか、鼻が低いとか、目が細いとか。これらは相手がいないと悩まないですよね。ただ、こうした視覚的なものは、極端に言えば「嫌なら見るな」と言うことができます。でも体臭の場合は、「嫌なら息をするな」とは言えない。

 体臭で悩む人の大半は、「周囲へのスメルハラスメントになっているのではないか?」という不安からその場に居られなくなり、自分の存在そのものが否定されていると感じます。そうして徐々に消極的になり、他人を避けるようになり、電車に乗れなくなり、会社へも行けなくなってしまうのです。

 ビジネスパーソンにとっても、積極性がなくなり人間関係がつくれなくなるというのは致命的ですよね。



来院患者の6〜7割は、臭っていないのに悩んでいる

 体臭の問題点は、大きく二つに分けることができます。

 一つは「臭いを出して周囲の人に迷惑をかけている」という、外に向けた問題。そしてもう一方が「自分の臭いで周りを不快にしているのではないか。それで嫌われているのではないか」と思い悩む、内面的な問題です。

 前者は症状がはっきりしているので、治療や対策を行うことで解決できます。例えば、ワキガは手術で完全に治すことができます。

 問題なのは後者です。自分の体臭を気にして私のクリニックへ来られる方の6〜7割は、実は“臭わない人”なのです。

 実際は臭わないのに、なぜ臭っていると思うのか? 近年、加齢臭やスメルハラスメントといった言葉が使われるようになり、体臭への意識が高まっています。そんな中、電車で隣の席の人がせき込んだり、席を移動したり、職場で人が離れたりしただけで、それが偶然にもかかわらず「自分が臭いからではないか」と思い込んでしまうことがあるのです。

 デオドラント用品を買う人のほとんどは、実は臭っていない人だともいわれています。「体臭」は、心の病気の可能性もあるのです。


http://dual.nikkei.co.jp/atcl/column/17/1111116/050900008/

「冬の汗」は夏よりクサい 対策は?

 木枯らしの戸外から暖かい部屋に入ってコートやセーターを脱いだとき、ワキのあたりからプーンと生臭いニオイが漂うことはありませんか?

 厚着をして満員電車に乗り、暖房と人混みに包まれるときに滲にじみ出る汗が、夏より臭く感じたことはありませんか? 

それが冬特有の「汗臭」です。さらにコートやセーターがかび臭いようなら、そちらは衣類についた「付着臭」です。

冬は汗をあまりかかないので、ニオイ対策を軽く見がちですが、じつは冬の汗のニオイは夏より強い。冬の汗は夏と質が違うからです。夏と冬の汗それぞれのミネラル類(ナトリウムなど)を比較したところ、冬の汗は夏より約2倍も多く含まれていることが分かりました。

汗腺機能が落ちてネバネバ汗が
 汗の原料は、汗腺が血管から汲くみ取った血液です。汗をたくさんかく夏は汗腺の活動がよく、血液成分が少ないサラサラ汗をかきやすい。これに対し、あまり汗をかかない冬は汗腺の機能が落ちて、成分が濃いネバネバ汗をかきやすいのです。しかも保温性を重視し、通気性を抑えた衣服の重ね着をすれば、汗が衣類内にこもって濃度がさらに上がります。こうして濃縮された汗のニオイが、コートやセーターを脱いだとたん一気に出て、むっと生臭い「冬の汗臭」となるのです。

 しかも、冬のコートやセーターは夏物よりも洗濯する機会が少ないため、染み込んだ汗や皮脂が酸化したり雑菌が繁殖したりすると、かび臭い衣類の「付着臭」になります。外出先のたばこの煙や食事の油のニオイなどが衣類にこびりつくと、さらに不快なニオイをつくってしまいます。

早足ウォーキングで汗腺を鍛えよう
 また冬は全身からかく汗が少ない分、ワキなどの局所の汗がことさら気になることがあります。このような「部分汗」は、一気にどっと出る濃度の濃い緊張性の精神性発汗であることが多く、ワキのニオイをいっそう強くします。

 このように冬は、皮膚の「汗臭」と衣類の「付着臭」が混じってニオイが倍増します。そこで、この両方の対策が必要となるのです。

 「汗臭対策」は、濃度のうすいサラサラした臭わない汗をかくことです。冬でも積極的に汗をかいて汗腺を鍛えましょう。冬は体温をキープするために基礎代謝が高くなっているので、汗腺のトレーニングには最適の季節。毎日20分くらいの早足ウォーキングが最適です。歩きながら、手のひらを「グーパー」して皮膚血行を促すと効果がアップします。発汗を促す生姜しょうが湯を飲んだり、サウナスーツを着たりするのもいいでしょう。ウォーキングの後は、やや熱めのお風呂にゆっくり浸つかって、しっとりした汗をかいてください。

衣類の付着臭はドライヤーで飛ばす
 次は、衣類の「付着臭」対策です。最近は、衣類のニオイケア商品が相次ぎ登場していますが、無香料か香りの少ないものを選びましょう。香りは強すぎると「汗臭」と混合され、より不快なニオイになることがあります。人工的な香料のニオイが苦手な人も多いですから、「香害」にならないよう注意しましょう。コートやセーターを陰干しするときには、アイロンのスチームや霧吹きで水蒸気を吹きかけてからドライヤーで送風し、湿気を飛ばします。ニオイ分子は水溶性なので、蒸気に吸着されたところを送風することで衣類からニオイ分子が取れ、消臭されるのです。

 冬のワキ汗・ニオイには、制汗剤を上手に使うことも有効です。夏のように広範囲にスプレーするのでなく、「直ヌリ」タイプをワキの中心部に少量塗布するだけでも十分。冬は温熱性発汗より精神性発汗の傾向が強いので、制汗剤の実際の効果だけでなく、「これで大丈夫」という安心感が汗を抑えてくれます。デオドラント剤は「自信回復剤」として、心の味方にしてくださいね。(五味常明 五味クリニック院長)



ヨミドクターより
https://yomidr.yomiuri.co.jp/article/20180116-OYTEW238869/

【診断付き】気になるにおい対策をスペシャリストがタイプ別で解説

タイプ別 におい対策
口臭・体臭・ストレス臭、それぞれのにおいの原因がわかったら、次は対策です。食事や生活習慣の大切さ、心の問題に至るまで、解決策をご紹介。

https://www.bibeaute.com/article/190526

40代以降は要注目!進化系ボディソープで 夏の「汗くささ対策」

夏本番、毎日気になる多汗&体のニオイ。特に更年期が原因で、今まで以上に汗とニオイを気にかけている人も多いのでは?進化したニオイ対策アイテムが救世主になるかもしれない。 体臭・多汗治療の第一人者としてTVや雑誌などで活躍する「五味クリニック」の五味常明院長に、おすすめのアイテムを教えてもらった。

◆夏はボディソープで汗くささを徹底ケア

「近頃は、消臭効果に優れたものや、気になるニオイをいい香りにチェンジできるものも市販されています」と、五味院長。

たとえば、資生堂の「専科 パーフェクトバブル フォーボディー(フローラルプラス)」は、においチェンジセンサーが汗臭などにアプローチ。いい香りに変えて、日中も不快なニオイが気にならない体へと導いてくれる。また、DHCの「薬用エチケット40ボディソープ(医薬部外品)」は、引き締め、清浄、殺菌、消毒の4つの効果で、汗臭や加齢臭を防止。保湿成分配合で洗い上がりはしっとり滑らか。特に40代以上の男女におすすめだ。

「汗をたくさんかく夏は、首筋や耳の後ろ、脇の下、足の裏など、ニオイがたまりがちな部分を、特に丁寧に洗うことが大切です」

嫌なニオイの元になる汗や皮脂、汚れをしっかり洗い流しながら、ニオイ対策もできるボディソープで、ニオイに対する不安を丸ごとクリア!毎日の入浴に上手に利用して、ニオイが気にならない清潔なボディのキープに励んでみては。ただし、ゴシゴシ洗いなどは肌をいためる原因にもなるので要注意だ。


http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20160803-00010001-ourage-life

子供からの「クサイ」防止!夏の臭い(におい)対策

本来の汗は無臭!ニオイのもとは雑菌の繁殖と「悪い汗」


「かきたての汗は無臭なんです。それを放置すると、雑菌が繁殖してニオイの元になる。汗をすぐに拭き取れば、ニオイにはなりません。」と語るのは五味先生。

そもそも、汗は体温調節のための自然な現象なんですね。ただし、五味先生によると、問題なのが「悪い汗」とのこと。

「汗が無臭な理由は、汗を分泌する『汗腺』のろ過機能が働いているから。汗腺が健全に機能していないと、本来は血液中に戻されるはずのミネラル分が、汗として出てきてしまいます。」

この汗はベタベタしていて養分が豊富で雑菌が繁殖しやすく、さらにはミネラルを体外に出してしまうので、慢性疲労などの不調を引き起こしやすいものなのです。まさしく「悪い汗」ですね。

「冷房の効いた部屋で、体を動かさずに仕事をする現代人のほとんどが『悪い汗』をかいている状態です。…

汗腺の機能不全は、生活習慣が原因。冷房を弱め、ストレッチやウォーキングなどの軽い運動をすることで改善します。風呂上がりはすぐに服を着ないで、汗が自然に引くのを待つ。半身浴でゆっくり汗をかくのも汗腺のトレーニングになります。」

汗のニオイをおさえるには、日頃から「いい汗」をかく習慣が必要なんですね。

■制汗剤の使用には注意が必要!?

汗の発生を抑えるのに便利な制汗剤。しかし、制汗剤の使用には注意が必要だと五味先生は言います。

「制汗剤を使ってもいいのは、わきと足だけ。その2カ所は密閉されているので、体温調節に関係しません。それ以外の場所に制汗剤を使って汗を抑えてしまうと、ヘタをすれば熱中症になってしまいます。殺菌作用のあるアルコールシートなども、皮膚の常在菌を殺してしまうので広範囲の使用は控えましょう。ベストは水で濡らしたタオル。それで十分です。」

次に、汗と同様に気になる「アノ場所」の臭いについても伺いました。



気になる足や頭皮のニオイも、日々のケアでサヨナラ!



「足の臭いの最大の原因は、『蒸れ』。足の裏は体で最も汗腺が多く、背中や胸などの5〜10倍といわれています。靴で密閉されて温度が高く、分厚い角質が栄養にもなる、雑菌の繁殖にとっては理想的な環境です。…



とはいえ、働くパパの足は、日中のほとんどが靴の中です。

「1日履いた靴は乾燥剤を入れて陰干しし、できれば2日は休ませてください。そのためにも最低3足は靴を用意しましょう。通気性のいい靴や靴下を選び、汗を吸収するインナーソールを使えば臭いは軽減されます。金属の消臭効果を利用して、10円玉や使用済みのカイロを入れるのも効果的です。」

「入浴の際には指の間までしっかりと洗い、それでも気になる時は、木酢液の足湯も試してみてください。バケツに40度〜42度くらいのお湯を七分目まで入れ、木酢液をコップ一杯加えて15分ほど足を浸けましょう。外出の前後に行うと効果的です。」

■シャンプーは2日〜3日に一度が適正!

頭皮の臭いも汗による雑菌の繁殖が主な原因。ただし、シャンプーのしすぎは逆に臭いの原因となってしまうとか。

「シャンプーを使いすぎると、頭皮の常在菌が減って雑菌が繁殖してしまいます。毎日髪を洗うなら、シャンプーは2日〜3日に一度。それ以外は温水で流すだけで十分です。」

また、生乾きの状態で出かけると周囲の臭いを髪の毛が吸収してしまうため、朝シャンはおすすめできないそう。時間のある夜に洗髪し、やさしくゆっくり、そしてしっかりと乾かすことが秘けつだそうです。…



口臭予防には緑茶や梅干しが効果的!



ニオイといえば、汗や足と同様に気になるのが「口臭」です。口臭の原因とニオイの対策はどのようにすればいいでしょうか。

「口臭の主な原因は、唾液の分泌不足で雑菌が増えること。空腹時やストレスを感じたときに唾液が減るため、無理なダイエットは口臭のもとです。規則正しい食事をとり、できるだけストレスを感じないようにしてください。睡眠中は唾液の分泌量が減るため、起き抜けに口臭が気になるのは自然です。唾液の分泌を促進するためにも、朝食はしっかりととりましょう。」

食後はコーヒーではなく、お茶がおすすめ。とくに、緑茶に多く含まれるカテキンは抗菌力が強く、口の中の雑菌を抑えてくれます。

「さらにおすすめなのが、梅干しです。クエン酸が雑菌の繁殖を抑制するとともに、酸味で唾液の分泌を促進。朝食がとれない朝でも、梅干しを1つ口にするだけで口臭が消えます。口臭予防にかけて、梅干しに勝るものはありません。」

それでもまだ口臭が気になるときは、何か病気のサインかもしれません。一度、病院で検診を受けてみてもいいでしょう。

加齢臭は、ニオイよりも健康状態に気をつけて

中高年特有のニオイとして知られる「加齢臭」。…


これは、年齢とともに皮脂の中で生成される「ノネナール」という物質によるものです。

「『ロウソク』や『古い本』にも例えられるノネナールのニオイは、一概に悪臭とはいえません。三世代同居が当たり前だった時代には、誰も気にも留めなかった程度のものです。」

では、加齢臭を気にしなくていいのかといえば「そうではない」そうです。

「ノネナールは、皮脂を分泌する皮脂腺の脂肪酸と過酸化脂質と呼ばれる物質が結びついて生まれるもの。脂肪酸が増える原因は、肉中心の食生活や運動不足、不規則な睡眠、そしてストレスです。これらは、すべて生活習慣病の原因。加齢臭を強く発したら、生活習慣病のリスクが高いとも考えられるのです。」

もし加齢臭が気になったら、ニオイそのものより、その背景にある健康状態を心配してみてください。

■ニオイを当たり前のもとして付き合う

「幼児期の子どもにとって、親のニオイを覚えさせることも大切。子どもが親をクサいと思うのは、父親不在で『ニオイのすり込み』が行われていないことも原因の1つです。さらに、思春期の女の子が父親のニオイを嫌うのは自然なことと理解してください。動物には、自分と近い遺伝子を持つ相手との結婚を避ける本能があります。ニオイもそれを見分けるための要素。父親のニオイを不快と感じるのは、自立し始めている証拠です。それを否定してはいけません。」


確かに、ことさらニオイに過敏になれば、ストレスでさらに悪臭を放つ負のスパイラルになりかねません。正しい食生活と適度な運動、ゆったりとした入浴、ストレスの改善など、生活そのものを変えていけば、自然と「ニオイ」が気にならなくなっていくでしょう!



子供からの「クサイ」防止!夏の臭い(におい)対策【パパ連載】より

http://woman.excite.co.jp/article/child/rid_Ikoyo_1475/


体の臭いをなくす"スメルケア"!

今回お話を伺うのは『気になる「カラダのニオイ」をかんたんケア』の著者で、
体臭を専門に研究されている五味クリニック院長五味常明さんです。

五味さんのお話では、この時期一番気になるのは、汗の臭いがあるそうですが、実は汗というのは基本的には無臭なんだそうです。

◆基本的には無臭の汗、なぜ臭いが気になるのでしょう?

汗の原料は血液。汗腺が血液をくみ取ってそれをもとに汗をかいている。だから汗は貴重なのものです。そこでくみ取ったものをそのまま出したら大変です、その中に大切なミネラルとか、臭いの元となるアンモニアや乳酸が入っている。そんな大切なものをそのまま出すわけにはいかないので、いったん戻して濾過しているんです。その残りを通常の汗としてかいているという事です。つまり、完全にきれいに濾過をすればピュアな水。その水の汗をかくと臭わない。ただ、実際には完全に濾過しきれないで、血液の成分が入ってきている。本来かく汗は、本当に薄い水と同じなので臭くない。でももとに戻せずに濃度の濃い汗、血液の成分が入った汗をかくとベタベタする。そういうベタベタ汗は、アンモニアや臭い成分がいっぱい入ってくるのです。

臭わないサラサラ汗は、小粒ですぐに蒸発するそうですが、臭いを持つベタベタ汗は大粒で蒸発しにくいため、流れてしまうのが特徴です。流れる汗をかいていたら、それはベタベタ汗ということです。

◆最近は、サラサラ汗をかけずにベタベタ汗をかく人が増えているそう!

実は、そういう汗をかく人は、普段汗をかかない人。汗をかかない人というのは、エアコンに依存している人や運動不足の人です。汗をかいていないという人は、汗腺を使っていない人。体のパーツというのは、すべて使わなければ、機能が低下するんです。寝たきりになると心肺機能が低下するでしょう。筋肉を使わないと筋力が弱くなる、まったく同じ。汗をかかないで汗腺を使わなければ、汗腺の機能が落ちてくる。その機能がくみ取った血液をもとに戻す機能、濾過する機能が大切なんです。

原因は、エアコンによって自分自身で体温調節をしなくなることや運動をしないことから汗をかかなくなり、汗腺が汗をかくことを忘れてしまうからなんです。

そんな使われなくなった汗腺は、休眠汗腺といって、汗をかけない状態になってしまい、汗をかける汗腺が少なくなることから、汗をかく時に負担がかかってしまいサラサラ汗ではなく、ベタベタ汗を作り出してしまうそうです。

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http://www.j-wave.co.jp/original/popup/2016/06/post-548.html


気にしすぎはNG?子の体臭の対処法

毎日の生活のなかで、子どもの汗や体臭の強さが心配になるママは少なくないだろう。もし友だちから「◯◯ちゃんクサ〜イ」などと言われたら…。

「お子さんの体臭を心配する保護者からの相談は増えています」と話してくれたのは、五味クリニック院長・医学博士の五味常明(ごみ・つねあき)先生。

子どもの体臭が心配になったとき、親はどのように対処すればいいのだろうか?

「小学校の中学年くらいまでは、ホルモンの働きで体臭が強くなりますが、これは自然なことなので気にする必要はありません。ただ、どうしても気になるときは防臭効果がある機能性下着を使用してみましょう。体臭予防にミョウバン水溶液などを使用するのもいいですよ」(五味先生 以下同)

一方で、小さな子どもたちに市販のデオドラント剤を使用するときには注意したいことがあるという。

「デオドラント剤を子どもに使用するときは、脇の下などポイントを決めて使ってください。子どもは、汗をたくさんかいて汗腺を育てる必要があります。お子さんの背中や胸など全体にスプレーするのは、汗腺の成長を阻害してしまいます」

●子の年齢に応じて体臭との関わり方を考える
小学校高学年から中学生の子どもの体臭が強いと感じたときはどうすればいいのだろう。親はつい先回りをして体臭対策をしたくなるのだが…。

「見ぬふりが大切です。自分の体臭で母親が悩むことが、子どもにはつらくトラウマになることが多いのです。衣類で体臭を消す(経衣類消臭法)スプレーを、朝さりげなく制服にスプレーするくらいでいいと思います」

五味先生によれば、子どもの体臭が強いときチェックしておきたいのは耳垢とのこと。耳垢が湿っていると(溶けたキャラメル状)、ワキガ体質の可能性があるそうだ。

「欧米では70〜90%の人がワキガ体質ですが、日本では10〜15%くらいです。このため、本当はさほど強く臭っていなくてもワキガだと勘違いする人もいます。ただ、高校生以上のお子さんが、脇の臭いに悩んでいるときは皮膚科などを受診してみるのもよいでしょう。ボトックス注射法ならば、1年に1回の注射で汗が6〜7割程度に減り、ニオイも抑えられますから」

ちなみに、五味先生によると、リンゴがワキガに効くことがわかっているという。より効果が期待できるのが『リンゴ酢』だが、手軽に作ることもできる。

●リンゴ酢の作り方
1. リンゴ1個を皮がついたまま1cm角に切る。種は取る。
2. 広口の瓶に、切ったリンゴと酢500mlを入れる。
3. 日の当らない涼しい場所で3〜4週間保存する。
4. 酢が茶色になってきたらできあがり。
5. 水やお湯で2倍程度に割り、1日コップ1杯を目安に飲む。

ワキガだけでなく健康にもいいので、親子で飲んでみるのもよさそうだ!


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体臭対策 まずは生活習慣…体質に応じて選択

汗や体のにおいが気になる季節。仕事に影響することもあり、においに特に敏感な接客業界の中には、社員向けの対策講座を開く企業も現れている。

 制汗剤などの対策グッズも多いが、専門家によると一番の対策は健康な体づくり。精神衛生上、過敏にならないことも大事だ。

 タクシー・ハイヤー会社の国際自動車(東京)は先月下旬、自社のドライバー約40人を対象に「においケアセミナー」を開いた。参加した一人(44)は「自分のにおいでお客さんに迷惑をかけていないか心配なので」と話に耳を傾けていた。

 講師を務めた男性向け化粧品の「マンダム」(大阪市)の研究員で臭気判定士の久加きゅうか亜由美さんによると、においの質やその原因は年代によって違う。若い世代に多いのは一般的な汗のにおいで、汗と皮脂が元になって発生する。一方、50歳以降に増えるのがいわゆる「加齢臭」で、主に背中や胸元から発する。さらに30〜40歳代の男性が発する特有のにおいもあり、後頭部から発するので自分でも気づきにくいという。

 においを抑える対策として久加さんは「定期的に運動し、野菜中心の食事を心がけるなど、正しい生活習慣を身に付けることが大切」とアドバイスする。運動不足などで血行が悪いと、臭気成分の強い汗が出るからだ。汗をこまめに拭き、髪を洗う時に2度洗いするのも効果的だという。

 ドラッグストアではこの時期、汗対策・におい対策をうたった商品を集めた特設売り場を設けている。スプレー式、シートで拭き取るタイプ、におい対策になるというシャンプーなど、品ぞろえも最近では多様になってきている。

 トモズコレド日本橋店(東京都中央区)の担当者によると、汗やにおいを気にする人は年々増えており、今年は気温が上がった4月下旬以降、商品の売れ行きが伸びているという。担当者は「商品数も増える一方で、最近では、わきなどに直接塗り込むスティックタイプやクリームの制汗剤が、男女問わず人気です」と話している。

 体臭や汗に詳しい五味クリニック(東京都新宿区)院長の五味常明さんは「制汗剤は『自信回復グッズ』の一つと考え、自分の体質に応じたものを使いましょう。においの強い人には、塗り込むタイプが効果的です」と話す。

 ただし、気にしすぎも問題だ。昔と違ってトイレがにおわなくなったり、家でぬか漬けを作らなくなったりし、においが社会からなくなっている。「でも、人間が生きていれば、においはあるものです」と五味さん。

 においに悩んで五味さんのクリニックを訪れる人は増えているが、その7割に気になる体臭はないという。むしろ気にするあまり、対人恐怖やうつ状態になる人もおり、過敏にならないことも大事だ。五味さんは「ストレスをためない生活をすることも、においを抑える対策になるんです」と心身ともに健康な生活を送ることをアドバイスしている。(谷本陽子)


■においを抑える対策の例

 ・定期的に有酸素運動をするなど、健康な体づくりを心がける

 ・食事は野菜中心に。暴飲暴食は避ける

 ・市販の制汗剤を使うなどして、汗はこまめに拭き取る

 ・髪を洗う時は3分間かけて丁寧に2度洗いする

 (久加さん、五味さんの話から作成)

(2015年5月30日 読売新聞)

http://www.yomidr.yomiuri.co.jp/page.jsp?id=119250

スメハラに注意 加齢・口臭よりも強烈な“ミドル脂臭”撃退法

男たちは知らない。「スメハラ」なる言葉が、女性たちの間で密かに囁かれていることを─―。スメハラとは「スメル・ハラスメント(ニオイの迷惑)」のことだ。

「特に30〜40代の男性は、この年代特有の“ミドル脂臭”を発していることに気づいていません。知らぬうちに、同僚や家族、電車やエレベーターなどで乗り合わせた人に“スメハラ”しているかもしれないのです」

 こう警告するのは、ニオイ治療の第一人者である五味クリニック・五味常明院長。

 ミドル脂臭は、皮膚のブドウ球菌が汗の乳酸と結び付くことで発生する。“酸化した油”のような臭気を発し、30〜40代は首の汗の量が増えるので、特にニオイがきつくなる。後頭部や首の後ろがニオイの“発生源”だが、口臭などには気を使っている人ですら、自覚していないことが珍しくない。


「男性は加齢臭を気にされる方が多いですね。でも、ミドル脂臭の原因成分の方が、加齢臭のものより広がりやすく、より深刻です」

■消臭スプレーは使い方で効果半減

 五味院長が挙げる解決策は、(1)頭頂部から後頭部にかけての地肌、首の後ろを特に丁寧に洗う(2)食生活を見直し、動物性脂肪を取り過ぎないようにする――の2つ。

 さらに、「イメージ臭」にも要注意。

「女性が嫌悪感を抱く加齢臭は、原因成分ノネナールによるものより、その人のボディーイメージの影響が大きい。“道でツバを吐く”“フケがたまっている”“鼻毛が出ている”“髪の毛がベタついている”“背広が型崩れしている”などを“オヤジ臭”と、イメージとして捉え、『あの人クサい』となるのです」


 清潔に、爽やかに。そうすれば、イメージ臭と縁を切れる。

http://nikkan-gendai.com/articles/view/life/159502/1


汗、足…夏の臭い対策 体調整え、制汗剤や消臭衣服など活用

 これから真夏日を記録する日が増え、汗をかくことも多くなる。雨の日に長靴などレインシューズを着用する人は蒸れた足の臭いも気になるもの。体臭に詳しい五味クリニックの五味常明院長に夏の臭い対策を聞いた。(油原聡子)

 ぬれタオルで

 暑くなるとまず気になるのが汗の臭いだ。五味院長は「本来、汗は体温を調節するために出ています。いい汗をかけば臭いもしませんよ」と話す。

 汗を分泌する汗腺は、汗をかくことによって機能が高まる。汗腺の機能が高いと、水のようなさらっとした、ほぼ無臭の汗が出る。水分とわずかな塩分だけが汗として皮膚に出るので、すぐ蒸発し、乾く。

 一方、汗腺機能が低いと、臭い成分などが含まれるべたべたした、蒸発しにくい汗が出て、体臭の原因となる。食生活の乱れやストレス、運動不足で汗をかかないことなどが理由で、汗腺機能が落ちてしまうという。「汗腺機能は使えば回復します。夏本番に汗腺機能を高め、いい汗をかくためにも、今のうちからしっかりと汗をかいておくことが大切」(五味院長)。有酸素運動や湯船での入浴、腸内バランスを整える食事などを心掛ける。

 汗をかいた場合、臭い防止を考えるならぬれたタオルで拭く。乾いたタオルでは水分だけを吸収し、雑菌が繁殖する要因となる、その他の成分を皮膚に残してしまうことがある。また、汗が下着や衣服に染み込むと臭いが発生しやすくなる。消臭・抗菌機能付きの衣服を着用するといい。

 梅雨のこの時期、長靴などレインシューズを履く機会も多く、足の臭いにも注意する。足は体の中でも汗腺が比較的多く、よく汗をかく場所だ。しかし、長時間、靴や靴下で覆われているため、汗が蒸発しにくく、臭いの原因になってしまう。「足の角質層の上に細菌が繁殖するのも原因の一つ。汗が蒸発せず、足が蒸れて、より細菌が繁殖しやすくなってしまう」と五味院長は指摘する。

 足の臭い対策には制汗剤の使用も効果的だ。「足の汗は蒸発しないので、制汗剤を使って予防を。ムレ防止のため、ストッキングや靴下をはくといいですよ」(五味院長)

夏バテも注意

 最近の研究で注目されているのが「疲労臭」だ。

 疲労臭は、体から発散されるアンモニア臭のこと。体が健康だと、アンモニアは肝臓でオルニチン回路によって尿素に分解される。しかし、疲れがたまるとアンモニアが分解されず、皮膚から出るアンモニアの量が増加し、臭いの原因となる。

 疲れやストレスがたまらないような生活を心掛ける。このほか、シジミなどオルニチンを含む食材を食べれば疲労臭は低減できるという。五味院長は「体の中から疲れを取り、健康的な暮らしをすることが臭い対策になります。これからの季節は夏バテにも注意してほしい」と話している。

http://www.sankeibiz.jp/econome/news/140622/ecb1406221807004-n1.htm